ナント辞任のハリルホジッチ氏、モロッコ代表監督就任か

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ヴァイッド・ハリルホジッチ氏(67)にモロッコ代表監督就任の可能性が浮上している。フランス『レキップ』が伝えた。

パリ・サンジェルマン(PSG)やコートジボワール代表、アルジェリア代表など指揮した経験を持つハリルホジッチ氏は、2015年3月から昨年4月まで日本代表監督を務めた後、同年10月に現役時代にもプレーしたナントに監督として復帰した。

昨シーズンは就任当時、降格圏に低迷したクラブを立て直し、リーグ・アンを12位で終了。しかし、同クラブ会長との不和や今夏での戦力補強を巡ってクラブとの対立があったとし、2日の監督を辞任した。

そんなハリルホジッチ氏に、王立モロッコサッカー連盟(FRMF)が接近。7月21日にエルヴェ・ルナール監督が退任し、空位となったモロッコ代表の新監督として招へいするために、すでに接触しているようだ。

同メディアによれば、両者は合意に近いとされているものの、給与面でまだ隔たりがある模様。FRMFは月給10万ユーロ(約1100万円)での就任を望んでいるが、ハリルホジッチ氏が月給20万ユーロ(約2300万円)を要求しているようだ。FRMFは来週中までに決断を下すことを考えており、合意に達すれば、2年契約を結ぶことが伝えられている。

ちなみに、ハリルホジッチ氏は過去、1997年から1998年までモロッコのラジャ・カサブランカを指揮。もし、代表監督就任となれば、21年ぶりの同国帰還となる。