ツイッターの投稿を読んで、涙したことがあるだろうか。いまインターネット上では、2019年8月6日に投稿された次のようなツイートに、感動の輪が広がっている。

写真は、投稿者のmugiさんの祖父のタバコケースだという。鉄製のケースには穴が開いている。銃撃戦で撃たれた痕跡だ。

このケースの穴に込められたドラマとは......?

「この薄い鉄板がなければ...」


mugiさん(@mugi80190880)のツイートより

mugiさんのツイートは続く。

左胸のポケットに入ってたのがこの鉄のタバコケース... 片側は弾が貫通し、もう片側は玉の勢いが弱まったのか少し横にそれて貫通せず止まっていた... 薄さわずか1ミリ...... 終戦後帰ってきたじいちゃんは結婚し次の年の今日8月6日原爆の日、父が生まれる... そして...

その娘(私)には息子がいる... このわずか1ミリの薄い鉄板、これがなければ今私たちはここに存在しない......繋いでくれた命、繋げなかった命...日本が戦争をしていたことを知らない世代が増えていく中、この今は亡き祖父のタバコケースを見る度、あぁ...どうかこの子どもたちの生きる未来も

平和でありますようにと願わずにはいられない... 少しでも悲しいNEWSがなくなりますように... いつもはアホな事ばかり言うてるけど今日は少しだけ真面目な話...。


mugiさん(@mugi80190880)のツイートより

ツイートを読みながら、mugiさんのおじいさんのタバコケースを見ていると、思わず目頭が熱くなってしまった。わずか1ミリの薄い鉄板のおかげでつながった生命もあったのだ。

冒頭に紹介したツイートには、なんと27万を超える「いいね」が付けられている。

多くのツイッターユーザーから、それぞれの祖父たちの話が寄せられている。

「戦争末期、脚を負傷したため、船から降ろされ、港に残った」
「手を負傷し、前線から外された」
「胸のポケットに母親が持たせてくれていた小銭をいれていたため、弾をはじいて助かった」

奇跡と言ってもいいほどの偶然でつながれた生命。大切に語り継いでいかなけばならないという感想が多かった。

また10代だという若いユーザーから、こんな反響もあった。

「16歳なりに感じることがあって読んだ瞬間 震えました。 貴重な体験談をありがとうございます!」
「18年間生きてきた自分ですが、ここまで凄いと思った話は初めてです...本当にいつまでも平和が続く事を祈るまでですね...」