全英Vの渋野日向子、ソフト上野由岐子からの祝福コメントが「一番嬉しかった」
1年前にプロテストに合格したルーキーの渋野は、1977年の全米女子プロ選手権を制した樋口久子（現LPGA顧問）氏以来、日本人として2人目の快挙。世界的に無名だった20歳が、初の海外試合、しかも海外メジャー大会初挑戦で大偉業を成し遂げた。
帰国する前のこと、日本のフィーバーぶりを「ネットニュースで見ていました」といい、驚いた点をさらに尋ねると「芸能人の方から祝福を頂いて嬉しかったです」と振り返った。
「そして、一番嬉しかったのは（ソフトボールの北京五輪金メダリスト）上野由岐子さんからコメントを頂いていたことですね」と告白。
渋野は、岡本綾子氏と同じくソフトボール経験者で、ポジションはピッチャー。憧れてきたピッチャー上野から「ソフトボール出身の渋野プロの活躍を大変嬉しく思うとともに、私たちも良い刺激をもらっています」というメッセージを受け取っていたそうだ。
小学生から親しんできたゴルフとソフトボール。今現在「どちらの方が好きか？」という二択には「ソフトボールです」と即答してきたエピソードもある。彼女にとってゴルフは「仕事」という位置づけらしいが、今日の会見では、頼もしく感じる宣言もあった。
およそ一年後に迫った東京2020大会の出場意欲をハッキリ示して「私がなんで出たいかというと、北京オリンピックで女子ソフトボールが優勝したのをずっと見ていたからです。そのときの映像を今でも見たりしています」といい、「オリンピックで優勝すると日本が元気になるので出たいと思っています。出れるからどうか分かりませんが（狙うのは）金メダルです」と目標を口にしていた。
