美容ライター、ビューティーフードアドバイザーの高木沙織さん(現在の姿)
 こんにちは。ライターの高木沙織です。

 かつてグラホ(グランドホステスの略、現在のグランドスタッフ)として6年間勤務していた私。みなさんも空港で接する、航空会社の地上職員です。前回は膀胱炎に悩まされ足の裏はタコだらけになった怒涛の繁忙期勤務についてでした。グレードアップされやすい人についてのマメ知識は役に立ちそうでしたか?
 さて今回の8話目は、私が航空会社勤務時代に悩まされ続けた「あること」についてお話ししていきましょう。

◆抜け出せない肌荒れスパイラル

 航空会社勤務時代の私の1番の悩みは、繰り返す肌荒れでした。決まって額や顎にポツリと赤くていかにも治りが遅そうなニキビができるんです。それも、やっと治ったと思ったら同じような場所にまたできる……。ニキビ跡も残るし、もう最悪!

 更衣室の鏡で制服を着てヘアスタイルもバッチリ決めた姿は、この仕事をしているというプライドの現れでもありましたが、ニキビが気になって気になって。肌の調子が悪い日はなんだか自信がなく見えてしまうんですよね。

 勤務中は、「前髪を上げたヘアスタイルが望ましい」とされていたので、額は丸出し。「短く切って下ろせたらニキビが隠れるのに……」、と何度思ったことでしょう。お客様の視線が額や顎に集中しているように感じて、それもまた辛かったです。考えすぎかもしれませんが、実際に肌荒れしているときってどうしてもネガティブになってしまうんですよね。

 そんな悩みは3年ちょっと続きました。私のグラホ歴の半分です。

 肌荒れの原因には、不規則な生活や食生活の乱れ、ストレスなどが挙げられますが、当時の私はその全てに心当たりアリ。ですが、何をどうしたらよいのか対処法がイマイチわからなかったし、本気で向き合っていなかったように思います。

◆1 早番の前の日は眠れない

 現場に出る航空会社職員とは切っても切れない関係にあるのが、シフト勤務。早番、中番、遅番などさまざまな勤務時間あるのですが、私が配属された成田空港は飛行機の離発着に制限があり24時間おこなわれないため、夜勤のようなものがなかったのが救い。24時間空港で勤務されている人やCAの人と比べたら、ツライだなんて言えません。

 ですが、朝は4時に起きる早番や11時から始まる中番、帰宅すると22時を過ぎる遅番がランダムに繰り返されるシフトもなかなかです。カレンダーに沿った感覚は6年間一切ありませんでした。やりたかった仕事だけど、「もうもたないかもしれない」と心が折れそうになります。

 さらには私の場合、早番前夜は仕事に対する緊張からかなかなか寝付けず、中番、遅番でも朝早く起きてしまう。慢性的な睡眠不足状態です。安心して眠れる日は休日の前夜くらい。これではお肌も再生しませんよね。

◆2 コンビニご飯が基本

 続いては食事について。私の実家は千葉県成田市です。実家暮らしをしながら空港で勤務ができる恵まれた環境にありました。しかしながら、家で食事をすることはほぼゼロ。母は食事の用意をすると言ってくれていましたが、不規則なシフトに付き合わせるのは申し訳なく思っていたのです。忙しさ、面倒臭さを理由に自炊もしませんでした。

 その結果、朝は抜き、昼は空港内のコンビニエンスストア、夜も帰り道にあるコンビニエンスストアと「コンビニ大好き人間」に。

 野菜? 肉? きのこ? 食べません。食事よりもメイク直しに時間をかけたかったし、手っ取り早く簡単に食べられたらなんでもよかったんです。からあげやアメリカンドッグ、パスタは登場率が高かった。

 お肌への栄養は? なんとなくサプリメントは摂っていましたが、基本の食生活がガタガタではキレイになるのは難しいです。高額なスキンケアを取り入れたりもしましたが、当時の私に言うならまずは中から。ビタミン、ミネラル、食物繊維、フィトケミカルを摂って! です。