中国・深圳の監督に就任したロベルト・ドナドーニ氏【写真:Getty Images】

写真拡大

過去に日本代表監督の候補にも挙がったイタリア人指揮官が自身初の国外で挑戦

 現役時代にACミランなどで活躍した元イタリア代表MFのロベルト・ドナドーニ氏が現地時間30日、中国1部・深圳の新監督に就任した。

 クラブ公式サイトで発表されている。

 現在55歳のドナドーニ氏は。現役時代にアタランタやミランでプレーし、6度のセリエA制覇、3度のUEFAチャンピオンズリーグ制覇など輝かしい経歴を持つ。監督としてはジェノアやナポリ、イタリア代表監督を歴任。2014年、18年のワールドカップ後には日本代表の監督候補として名前が挙げられ、18年にボローニャの監督を退任して以降、次なる行き先が注目されていた。

 そんなドナドーニ氏に関心を寄せたのが中国の深圳だ。かつてフィリップ・トルシエ監督やスベン・ゴラン・エリクセン監督が率いたチームは、12年の降格以降、7年間2部リーグ暮らしが続いていたが、昨季にフアン・ラモン・ロペス・カロ監督の下で昇格を決めた。

 しかし、今季は成績が芳しくなく、20試合消化時点で降格圏の15位に沈んでいる。そんな状況を変えるためにチームはラモン・ロペス監督を解任。新監督としてドナドーニ氏を招聘し、まずは残留を決定するための戦いに挑むことになった。

 過去に日本代表監督の候補にも挙がったドナドーニ氏だが、国外で指揮を執るのはこれが初となる。アジアの舞台で手腕を発揮できるか、注目が集まる。(Football ZONE web編集部)