日本の商業捕鯨再開に「深刻な憂慮」 韓国当局が声明
![山口県の下関港を出港する捕鯨船=(共同=聯合ニュース)](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/2/d/2d0be_1607_2d8b27f2_d3235796-m.jpg)
韓国の近海には日本の商業捕鯨の対象に含まれているミンククジラなど計31種のクジラ類が分布している。
ミンククジラはJ系群とO系群に分けられ、J系群は朝鮮半島水域や日本の西側の沿岸、東南側の沿岸などに生息し、韓国の水域には約1500頭がいると推定されている。
同部の関係者は「われわれの水域のクジラ資源に及ぼす影響について分析する」として、「クジラの保存や利用は国際捕鯨委員会(IWC)で議論しなければならないというのが政府の立場」と述べた。
日本はIWCが1982年、商業捕鯨の中止を決めたことを受け、87年から南極海で調査捕鯨を実施し、88年からは国際的な非難の声を受けて商業捕鯨を中止した。だが、国内で商業捕鯨の再開を求める声が高まり、昨年のIWC総会で商業捕鯨の再開を提案したが否決され、同年12月にIWC脱退を決めた。