KYBが「電動パワステ」の国内生産から撤退へ、不採算事業の見直し加速
ただ、構成部品の一つECU(電子制御ユニット)の高度化が進んだことに伴い調達コストが上昇しており、国内では収益環境が悪化しているという。
パワステは電動化や自動運転に対する応答性の観点から、油圧式からEPSへの移行が進むため需要は高まる見込み。そのため、KYBは国内生産を撤退するものの、需要が高まる中国ではEPS事業に注力する。
18年に中国最大手のEPSメーカー、湖北恒隆汽車系統集団と設立した合弁会社「湖北恒隆凱迩必汽車電動転向系統」でEPSを生産しており、引き合いも強いという。湖北恒隆は現地メーカーと油圧式パワステの取引が多く、代替需要時に合弁会社で生産したEPSを訴求する。
KYBは不採算事業の見直しや拠点の再編を進めており、欧州拠点の再編や2輪向け事業の拠点集約を計画する。
18年度には免震・制振用オイルダンパーの不適切検査などの問題に伴い当期赤字に転落。19年度内に構造改革を進め、20年度を初年度とする次期中期経営計画に備える。
