日本国内で初のハンバーガーチェーン「ドムドムハンバーガー」。全盛期と比べると店舗の数は少なくなってしまったが、赤い看板に描かれたマスコットキャラクター「どむぞうくん」の姿を覚えている人は少なくないだろう。


けんちん「電気風呂御案内200」発売中(@kenchin)さんのツイートより

ドムドムハンバーガーのシンボルとも言える彼が思わぬ形で反響を呼んでいる。それが和歌山・海南FC店の駐車場に描かれたイラストだった。

「軽い気持ち」が大反響

こちらはツイッターユーザーのけんちんさん(@kenchin)が投稿した写真だ。駐車場に「ドムドム」の手書き文字と、どむぞうくんのイラストが書かれている。

令和になって新たに書かれたどむぞうくんの姿は貴重。不滅のドムドムを表しているかのようだ。

ツイッター上には、

といった反応が寄せられている。

白い線でロゴが書かれるだけで話題になるとは、恐るべきドムドムの力。2019年5月28日現在、店舗数は31店舗と少ないものの根強い人気を感じ取れる。

店舗での評判も気になるところ。Jタウンネット編集部は28日、ドムドムハンバーガー海南FC店の担当者に話を聞いた。

このイラストを描いたのは21日。元々は「ドムドム」の文字が書かれているだけであったが、薄くなってしまい定休日の火曜に書き直そうとした。

しかし、文字だけでは寂しいと、

「フリーハンドで、アルバイトの子に描いてもらった」

休みの日であったにも関わらず協力してくれたそうだ。

「軽い気持ちで」

特に何かを狙ったわけではなかったが、関西を拠点にする私設ファンクラブ「ドムドム連合協会」のメンバーらがSNSにこの駐車場の写真を投稿。今回、画像を提供していただいた、けんちんさんもドムドム連合協会のメンバーだ。

そこから火がついてSNSで大きな反響に繋がった。休日にイラストを描いたアルバイトの方も含め、

「全国から来ていただいてびっくりしてますし、みんな喜んでます」

とコメント。インターネットについてはあまり詳しくないそうだが、その影響力にも驚いたそうだ。

かつて店を閉店することも検討していたというが、ここにきて一気に注目を集めた海南FC店。ハンバーガーチェーンでありながら、地元の目玉になってしまうもしれない。