15分にラムジーが先制ゴール。アーセナルはこの1点で波に乗った。(C)Getty Images

写真拡大

 現地時間4月11日、ヨーロッパリーグ準々決勝屈指の好カード、アーセナル対ナポリの第1レグ開催され、前者が2-0で勝利を飾った。

 立ち上がりからエンジン全開で猛攻を仕掛けたのは、ホームのアーセナル。7分には、アーロン・ラムジー、エインシェリー・メイトランド=ナイルズが立て続けにシュートを放つもDFにブロックされる。

 そして15分、インターセプトからショートパスを繋いで、アレクサンドル・ラカゼットが右サイドから送り込んだボールを、メイトランド=ナイルズが巧みに反転しながらラムジーへ。今度はウェールズ代表MFが狙いすましてシュートを流し込み、先取点を奪う。

“らしい”攻撃で先制したアーセナルの勢いは止まらない。25分には、パスカットしたルーカス・トレイラがシュートフェイントで敵をかわして左足でシュート。これがDFカリドゥ・クリバリに当たってコースが変わり、ゴールに吸い込まれる。

 その後も圧倒的にゲームを支配されたナポリは、前半終了間際にようやくチャンスを迎える。しかし、ホセ・マリア・カジェホンの折り返しに右足を振り抜いたロレンツォ・インシーニェのシュートは、大きく外れてしまう。
 
 後半も最初の決定機を作り出したのはホームチーム。59分、ショートコーナーからパスを繋いでエリア内でラムジーが強烈なシュートを放つも、これはGKアレックス・メレトに防がれる。

 69分にも、セアド・コラシナツが左サイド深くまで抉って折り返したボールに、メイトランド=ナイルズがボレー。しかしこれもメレトのセーブに遭い、追加点を奪えない。

 なんとかアウェーゴールを奪いたいナポリは72分、裏へ抜け出したインシーニェが絶妙のクロス。走り込んできたピオトル・ジエリンスキが合わせるも枠に収められず、絶好機を逃す。

 その後も両チームにチャンスが訪れるもネットを揺らせず、2-0で終了。アーセナルが2シーズン連続の4強入りへ大きく前進した。

 その他の3試合の結果は、下記の通り(左側がホームチーム)。

ベンフィカ4-2フランクフルト
ビジャレアル1-3バレンシア
スラビア・プラハ0-1チェルシー

 なお、第2レグは現地時間4月18日に開催される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部