NGTが「Mステ」映らなかったのは意図的なのか 須田亜香里が憶測否定「私も抜かれなかったし」
NGT48のメンバーは「意図的」に画面に映されなかったのか――? 「ミュージック・ステーション」(Mステ、テレビ朝日系)放送後にインターネット上で流れたそんな「噂」を、SKE48の須田亜香里さん(27)が2019年3月31日、「サンデー・ジャポン」(TBS系)で「それはないと思います」と打ち消した。
山口真帆さん(23)への暴行事件に揺れるNGTは、レギュラー番組が相次ぎ終了するなど苦境が続く。メンバー数人がAKB48の選抜メンバーとして出演した「Mステ」は、貴重な露出の場となるはずだった。
「私も心が痛みます」
噂が流れたのは29日。この日「Mステ」に出演したAKBグループメンバーには、NGTからも荻野由佳さん(20)、中井りかさん(21)の2人が含まれていたが、歌唱シーンでアップになることは一度もなかった。披露された楽曲が指原莉乃さん(26)センターの「ジワるDAYS」だったとはいえ、AKB48の矢作萌夏さん(16)、HKT48の田中美久さん(17)ら若手メンバーがアップになるシーンは何回もあった。これに加えて、荻野さんに至っては、事前にツイッターで「Mステ」への出演を告知していた。
そのため、不自然さを感じた視聴者は多かったようで、ツイッターには、
「Mステ見返したけどNGTメンの扱い悪!!wフォーメーションの人数合わせだけで映さない、みたいだったね...」
「スイッチャーさんがNGTメン映らないように頑張ってたのか」
「MステでNGTメンバーがカメラで抜かれなかったとかウケるな」
「NGTメンバーがあまり映らなかったというのが偶然か必然か 分からないけどもしも意図的なら局側は批判がくることを認識していたことになる」
と意図的だったのではないかとの憶測が流れた。
自身も選抜メンバーだった須田さんは2日後の31日、「サンジャポ」で「Mステ」について見解を述べた。「爆笑問題」田中裕二さんに「ネットでは『NGTが映っていなかったのは意図的だったのではないか』と言われているが?」と指摘されると、
「それはないと思います」
と即座に否定。また、
「私も一度も抜かれなかったですし。私が写ると画面がお汚れしちゃうから...」
と自虐ネタでスタジオを笑わせた。さらに、
「だから撮られなかったと責められるのは私も心が痛みます」
と、ネットの噂に対して率直な思いを明かしていた。
「『未熟さ』が招いたと思います」
NGTは苦難の日々が続く。運営する「AKS」の松村匠・運営責任者兼取締役らが22日に会見し、第三者委員会の調査報告書を公表した後も、新潟県をPRするスペシャルサポーターの契約更新が保留、JR東日本新潟支社の広告出演契約が終了、レギュラー番組の休止など露出が大幅に減少した。
30日には新潟のラジオ番組「PORT DE NGT」(FM PORT)が最終回を迎え、地上波での冠番組のレギュラー放送が全てなくなる事態に。同日発表された本拠地「NGT劇場」の4月14日までのスケジュールは全て「休館日」となっている。
こうした現状から、「Mステ」はNGTメンバーの貴重な露出の場となっていた。「サンジャポ」での須田さんの話によると「(NGTメンバーと)同じ楽屋にいましたけど、その話(山口さん暴行事件)に触れる人はいませんでした」という。
事件では一部メンバーがファンと「つながり」を持っていたことが発覚し、「アイドルとファンの距離感」が議論の対象になった。番組で須田さんは、
「アイドルとしての自覚を持ってさえいれば、ファンとの距離感は絶対に保てると思うんです。近くにそういうことをしているメンバーがいると他のメンバーが気付いたら、『それは違うと思う』って言ってあげないといけなかったし。そういうところの『未熟さ』が招いたと思います」
と身内に自覚を持つよう促した。
前出のAKSの会見では、山口さんがツイッターを通じてリアルタイムで報告内容に反論し続け、食い違いが改めて浮き彫りになった。須田さんは今後について、
「今回会見した松村さんとか(運営側)と山口さんが、私たちも世間の皆さんもみんなが見える公の場所で、お互いどういう形であれば納得できるか、話し合っている姿を見せるしかないと思います」
との見解を示した。