東京Vに移籍した近藤直也

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 柏レイソル、ジェフユナイテッド千葉でプロ生活を送ってきたDF近藤直也が、初めて千葉県を離れて、東京都を本拠地とする東京ヴェルディに入団する。「Jリーグが開幕したころから憧れのチームだった」と新天地の印象を語った35歳DFは「常にJ1にいれるようなチームを作りたい」と決意を新たにした。

 キャリアが残り少ないと感じているからこその挑戦だ。移籍を決断したのは年末から年始にかけて。「自分自身もJ1でプレーしたい。この年齢なので、そんなに長くは出来ないですけど、最後のサッカー人生をかけて来ました」と強い決意を持って決断した。

 背中を見てほしい。「技術の高い選手が揃っている。将来性のあるいいチーム」と感じるからこそ、自身の経験を活かせればと考えている。「言葉で伝えることはないですけど、練習に早く来て遅くまでケアをして帰るということを17年間やっている。それはこれからも続けたいですし、それを見た選手たちがどう思うかだと思います」。

 2年連続してJ1昇格プレーオフで涙をのんだ東京V。竹本一彦ゼネラルマネージャー(GM)は新戦力について、「目標はJ1昇格しかない。その目線で選手を選んだ」と胸を張った。近藤のような豊富な経験を持つ選手は間違いなく必要なピースだ。

(取材・文 児玉幸洋)