高齢者の暮らしに新たな選択肢、旭化成が狙う“元気なシニア”のニーズとは?
旭化成ホームズは2020年度をめどに、シニア向け賃貸住宅を現状比3倍の1000戸超に増やす。足元のシニア住宅市場が自宅と介護施設の二者択一となっていることを踏まえ、自立した生活が可能なシニアが住み替える第3の選択肢として訴求。土地のオーナーにも一般の賃貸住宅と競合しにくい土地活用・賃貸事業として提案し、シニア事業のけん引役に育てる。
旭化成ホームズは首都圏を中心に、立地や設備、駆けつけサービスなどを充実した「ヘーベルヴィレッジ」を拡大する。介護施設への入所が必要な段階ではないものの、自宅の広さや使い勝手の悪さに不安・不便を感じている“元気なシニア”を取り込む。介護度ではフレイル(虚弱)から要支援1・2程度を対象とし、地方の親を呼び寄せたい子どものニーズも開拓する。
また、土地のオーナーへの提案も強める。特に2棟目以降の賃貸住宅を検討するオーナーに重きを置き、まず保有物件同士で競合しない利点を説明。周辺に立地する一般の賃貸住宅と差別化できる優位性も強調する。建物は原則として同社が30年間にわたり一括で借り上げ、貸主として入居者募集から審査、建物や入居者の管理、契約更新やトラブル対応といった業務を担う。
