物流に知能ロボを!キョウトロボティクス、開発急ぐ
物流分野で知能ロボット開発に取り組む背景には、製造業に比べ自動化・合理化が遅れており、人手不足問題が深刻になるとの危機意識がある。物流分野は製造業の“0・1ミリメートル以内”といった精度は不要な半面、扱う品種数がはるかに多い。例えばアパレルやコンビニエンスストアは品目が数千や数万に及ぶ。ロボットに寸法や色の画像データを登録する手間や動きを教えるティーチング作業の手間が膨大になるため、知能化が必須だった。
効率自己判断
開発中の知能ロボットは毎時800個以上の荷物を処理できる。大きさが違う荷物を積む場合、重量物やかさばる荷物は下、軽い荷物は上に置くなど、自分で考えて積載する。毎時800個の荷物処理は人間とほぼ同じ能力だが「人間が同じ作業を長時間、続けるのは不可能。ロボットだと24時間、365日稼働する」と徐社長は利点を強調する。
知能ロボットは、ピッキング作業をしながら荷物の寸法を計測し、マスター登録できる。同じ空間スペースにどう積めば最も効率が良いかを判断する機能もある。倉庫内の明所や暗所、光反射の関係で荷物の境界がうまく判別できないケースもあるが、独自3次元ビジョンセンサーの機能が解決できるという。
小売店に照準
また、コンビニエンスストアやスーパーでは商品の陳列作業がある。売れ筋商品を客の目に付きやすい高さに並べたり、製造年月日が古い商品を前に出すなどで、独特の熟練作業が必要とされる。キョウトロボティクスは将来、小売店分野向けのロボットシステムの開発を狙う。
