阪神・梅野(C)KYODO NEWS IMAGES

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 阪神の梅野隆太郎は18日のヤクルト戦で第6号ソロを放つなど、8月は打率.350(40-14)、2本塁打、5打点と打撃好調だ。

 18日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター ヤクルト-阪神戦』で解説を務めた田尾安志氏は、「打てないときは外寄りの球を全部引っかけたようなサードゴロ、ショートゴロが多かったんですよね。そういうのが減りましたね」と打撃好調の要因を分析する。

 この日6回に放った第6号ソロも、センター方向へ放ったもの。田尾氏は「センターに打てる時の梅野は魅力のあるバッターなんですよ。いつも言うんですけど、梅野は相手ピッチャーからしたら怖いバッターなので、インサイドにどんどんこないんですよね。センターからやや右という意識ならもっと打てる」と太鼓判を押した。

 その一方で、4回無死一、二塁の場面、遊ゴロに倒れた打席内容について苦言を呈した。「三塁にランナーを進められたので、OKなんですけど、内容はちょっと寂しい。この辺りなんですよね。強い時期の西武で広岡監督、森監督から、どんなことがあっても右に打て、レフトにホームラン、引っ張ったホームランはダメだと教えられました」と右方向に打って走者を進める打撃を求めた。

 課題はありながらも、8月は打撃好調の梅野。2位・ヤクルトから4位・阪神まで0.5差とクライマックスシリーズ争いが混戦であることを考えると、18日のヤクルト戦のように梅野の一発が勝敗を分けることも十分にある。8番打者ではあるが、バッティングでの貢献も重要になっていきそうだ。

(ニッポン放送ショウアップナイター)