徳島に「電車」を走らせたい! 地元学生が挑む「阿波電鉄プロジェクト」
徳島県内を走るJR四国の各線(鳴門線、高徳線、徳島線、予讃線、牟岐線)、阿佐海岸鉄道は、いずれも電化されておらず、県民は「電車」ではなく「汽車」と呼んでいる。
そんな徳島県内で2018年6月、地元・徳島大学の学生14人が、電車の自主製作を目指す「阿波電鉄プロジェクト」の一環で、製作の出資金を募るクラウドファンディングを開始した。
19年度中の試乗会実現を目指す
製作の様子(徳島大学阿波電鉄プロジェクト提供。以下同)
プロジェクトは、6人乗りの小型電車の製作実現に向けて16年5月から取り組んでおり、18年度内の完成を目指している。
取り組むのは、理工学部を中心とする1〜3年生メンバー14人。「『汽車』しかない徳島に大学生の手で電車を走らせたい」との思いからプロジェクトは始まった。
これまで、レール、台車部の製作を行ってきた。現在、車体フレーム・車内機器などの設計・製作を進めている。
大学から予算をもらってはいるが、「予算に限りがあり、昨年の半ばに限界を迎えたことから、クラウドファンディングを始めました」(メンバーの1人)。
クラウドファンディングは、「OTSUCLE」(おつくる)で2018年6月22日から7月20日まで行っている。7月11日14時時点で、目標金額40万円を大きく上回る100万5000円と、多くの支援を受けている。
メンバーの1人は「今年度中にクラウドファンディングを募り、19年度中に県内の施設で試乗会が出来れば」と意気込む。
ツイッターでも、
電車が無いなら自分達で作ろう!徳島大学阿波電鉄プロジェクト - 大学クラウドファンディングサイト Otsucle[おつくる] https://t.co/gtbKmaksD2
— ルジオ (@Ludio_green) 2018年7月7日
こういうのはめっちゃ応援したい
徳大がクラウドファンディングで
— おいも@お猫様が甘々に! (@sak_i_mo) 2018年7月4日
電車を作るのか!
昔 徳島にいた時は 電車と言ったら激しく怒られた記憶があるのだけれども
まだ走ってなかったのか。
これをキッカケに電鉄プロジェクト 本格化してほしいなぁ https://t.co/gP1msII1xC
といったエールが相次いでいる。