エイスースがSIMフリースマホ「ZenFone 5Z」および「ZenFone 5」、「ZenFone 5Q」を日本で発売!

ASUS JAPANは15日、ASUSTeK Computer(以下、ASUS)の最新フラッグシップスマートフォン(スマホ)「ZenFone 5」シリーズの投入についての日本市場向け新製品発表会「#Back To 5 〜AIで新たなる境地へ〜」を都内にて開催し、新たにSIMフリースマホ「ZenFone 5Z(型番:ZS620KL)」や「ZenFone 5(型番:ZE620KL)」、「ZenFone 5Q(型番:ZC600KL)」を発売すると発表しています。

発売日はZenFone 5 ZE620KLおよびZenFone 5Q ZC600KLが2018年5月18日(金)となっており、ZenFone 5Z ZS620KLは2018年6月下旬以降販売開始を予定。価格はオープンながら希望小売価格(税抜)がZenFone 5Z ZS620KLで69,800円、ZenFone 5 ZE620KLで52,800円、ZenFone 5Q ZC600KLで39,800円。

すでに公式Webストア「-->-->-->-->-->-->-->ASUS ZenFone Shop」などにて本日5月15日より予約販売が開始されており、価格も希望小売価格と同じで税込だとZenFone 5Z ZS620KLで75,384円、ZenFone 5 ZE620KLで57,024円、ZenFone 5Q ZC600KLで42,984円。販路はその他、量販店やECサイト、仮想移動体通信事業者(MVNO)の各所となっています。

量販店およびECサイトではAmazon.co.jpおよびECカレント、エディオン、ケーズデンキ、コジマ、上新電機、ソフマップ、TSUKUMO、ノジマ、パソコン工房、ひかりTVショッピング、PC DEPOT、ビックカメラ、ベスト電器、ヤマダ電機、ヨドバシカメラ。

MVNOではIIJmioおよびイオンモバイル、エキサイトモバイル、NTTコムストア by gooSimseller、QTmobile、DMM mobile、NifMo、BIGLOBEモバイル、mineo、LINEモバイル、楽天モバイル、LIBMO、LinksMate、LEQUIOS mobileで販売され、今後順次拡大予定とのこと。

なお、本日5月15日17時30分から5月27日(日)まで直営店「ASUS Store Akasaka」において期間限定「Pop Up Store」がオープンし、発表された各機種を先行展示して実際にタッチ&トライできるようになっているということです。


ZenFone 5シリーズの価格と発売時期



ZenFone 5シリーズのスペック表


【ZenFone 5Z ZS620KLおよびZenFone 5 ZE620KL】


ZenFone 5Z ZS620KLおよびZenFone 5 ZE620KLはともにASUSの最新フラッグシップ「ZenFone 5」シリーズで、両機種ともにチップセット(SoC)と内蔵ストレージが異なるだけで外観や大きさ、重さ、本体色、カメラなどを含めてその他の基本仕様は同じとなっています。

SoCが違うため、消費電力がZenFone 5Z ZS620KLの最大約18W、ZenFone 5 ZE620KLの最大約10Wとなり、これによって電池持ちも異なっています。またSoCに内蔵される通信チップの性能によってZenFone 5Z ZS620KLは3波のキャリアアグリゲーション(CA)に対応していますが、ZenFone 5 ZE620KLは2波CAまでです。

なお、初代ZenFoneの5インチモデルが「ZenFone 5」として販売されていましたが、前シリーズ「ZenFone 4」と初代ZenFoneの4インチモデル「ZenFone 4」と同様にそのままシリーズ番号は“5”となっています。

ZenFone 5ZおよびZenFone 5では新たにAI(人工知能)を活用したディスプレイ表示やカメラ撮影、処理性能向上、バッテリー持ち向上などを行なっており、例えば、最新の独自ユーザーインターフェース「ZenUI 5.0」はAIによって進化し、より快適に操作できるように「AIブースト」などの機能が追加されています。

また流行りの画面上部中央に切り欠き(いわゆる「ノッチ」)が存在する縦長画面の約6.2インチFHD+(1080×2246ドット)Super IPS+液晶を搭載し、ディスプレイの周りの縁(ベゼル)が狭い“ほぼ全画面デザイン”を採用。画面のアスペクト比は9:19と、一般的な縦長画面の9:18よりさらに縦に長くなっています。

また画面はDCI-P3をサポート。外観はアイコニックデザインを採用し、背面パネルなどに「ZenFone」シリーズの象徴でもあるスピン加工も見られ、背面や側面は航空機などに用いるアルミニウムフレームで強度を保ち、8層の光学コーティングとジルコニアによるサウンドブラスト加工が施され、その上をガラス「Corning Gorilla Glass」で覆っているとのこと。



本体カラーは両機種ともにシャイニーブラックおよびスペースシルバーの2色展開。またディスプレイを覆うのも同じく2.5DラウンドガラスのCorning Gorilla Glassを採用。サイズは約153×75.6×7.7mm、質量は約165g。なお、海外製品でもハイエンドモデルを中心に普及してきた防水には非対応です。

さらに指紋センサーは前機種の「ZenFone 4」シリーズではディスプレイの下中央にあるホームキーに内蔵されていましたが、ZenFone 5では再び「ZenFone 3」シリーズと同じく背面に移動し、さらに生体認証では顔認証に対応しています。本体右側面に音量上下キーと電源キーが配置し、本体下側面にはUSB Type-C端子や外部スピーカー、3.5mmイヤホンマイク端子が配置。

リアカメラはAIを活用した約1200万画素積層型センサー(ソニー製「IMX363」/1画素サイズ1.4μm)が2つのデュアルカメラとなっており、レンズのF値は1.8で、標準レンズと120°超広角レンズによってワイドアングル撮影に対応する。どちらのレンズ/センサー側でも光学手ブレ補正(OIS)に対応し、デュアルピクセルによる像面位相差オートフォーカス(PDAF)などによって0.03秒でピントが合うように。

フロントカメラは約800万画素CMOS+F2.0レンズ(画角84°)を搭載。また新機能として絵文字・スタンプ機能「ZeniMoji」に対応。ZeniMojiにはZenFoneやZenPadのオリジナルキャラクター「禅太郎」もプリインストールされ、各種コミュニケーションやライブストリーミングなどに利用可能。

音響面も強化され、オーディオ設定画面が新しくなったほか、本体の上部と下部に2つの外部スピーカーを搭載してステレオサウンドに対応し、従来機種と比べて本体の外部スピーカーでは41%、イヤホン接続時では25%の大音量が出せるようになっているということです。またハイレゾ音源やDTS Headphone:X、SonicMaster 5.0に対応し、デュアルスマートAMPやノイズキャンセリング用マイク×2、NXP製アンプ「9874」を搭載。



その他の共通仕様は6GB LPDDR4X内蔵メモリー(RAM)およびmicroSDXCカードスロット(最大2TBまで)、Google ドライブに100GB(1年間無料版)、電池に3300mAhバッテリー(取外不可)、センサー類に加速度センサーおよび電子コンパス、ジャイロセンサー、近接センサー、光センサー、RGBセンサー、通信面ではIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)やBluetooth 5.0、NFC Type A/B、位置情報取得(A-GPS・GLONASS・BeiDou・Galileo)など。

海外版ではZenFone 5Zには8GB RAMもありますが、ひとまず日本向けでは6GB RAMが販売されることになりました。OSはAndroid 8.0(開発コード名:Oreo)で、独自ユーザーインターフェース「ZenUI 5.0」を採用。ZenFone 5ZとZenFone 5とは違いであるSoCと内蔵ストレージはZenFone 5ZがQualcomm製オクタコアCPU「Snapdragon 845」(2.7GHz×4コア+1.7GHz×4コア)と128GB(UFS 2.1)、ZenFone 5がQualcomm製オクタコアCPU「Snapdragon 636」(1.8GHz Kryo 260×8コア)と64GBとなります。

高音質通話サービス「VoLTE」はNTTドコモおよびau、Y!mobileをサポートし、対応周波数帯は4GのFDD-LTE方式でBand 1および2、3、5、7、8、18、19、28、TD-LTE方式でBand 38および39、41、3GのW-CDMA方式でBand 1および2、3、5、6、8、19、2GのGSM方式で850および900、1800、1900MHz。SIMカードはnanoSIMカード(4FF)サイズが2つのデュアルSIMデュアルVoLTEに対応。



【ZenFone 5Q ZC600KL】


ZenFone 5Q ZC600KLはZenFone 5シリーズのうちの廉価モデルで、これまでZenFoneシリーズでは下位モデルに“Laser”や“Selfie”、“Max”などの多数のシリーズがあったものがひとつにまとめられたイメージで、販売国・地域によって名称も変えられており、グローバルでは「ZenFone 5 Lite」として発表された製品です。

日本では台湾などと同じZenFone 5Qとして発売されることになりましたが、ZenFone 5シリーズとして流行りのアスペクト比9:18の縦長画面による“ほぼ全画面デザイン”を採用し、ディスプレイは約6.0インチFHD+(1080×2160ドット)IPS液晶を搭載したミッドレンジスマホとなっています。



デザインコンセプトも上位のZenFone 5Z・5と同じですが、外装は樹脂製となっており、0.02mmの精巧なNCVMレーザー処理によるマットな質感のコーティングが施されたフレームと、光学のある深みと美しい色合いを与える光学式コーティングを施した背面パネルがコントラストのある洗練されたスリムデザインを強調しています。

本体カラーはルージュレッド(型番:ZC600KL-RD64S4)およびムーンライトホワイト(型番:ZC600KL-WH64S4)、ミッドナイトブラック(型番:ZC600KL-BK64S4)の3色展開でムーンライトホワイトは前面のディスプレイ周辺のベゼルも色が統一されて白くなっています。サイズは約160.5×76×7.7mm、質量は約168g。画面を覆うのは2.5Dラウンドガラスで、ベゼルの幅は約1.79mmの画面占有率80.3%とのこと。

ZenFone 5QのリアカメラはZenFone 5Z・5と異なって左右の真ん中に配置され、指紋センサーと縦に並んでおり、カメラは背面も前面も標準レンズと超広角レンズ(画角120°の6枚構成)のデュアルカメラで、合計4つのクアッドカメラとなっています。センサーおよびレンズは、リアメインカメラが約1600万画素CMOS+F2.2レンズ(画角80°)、リアサブカメラが約800万画素CMOS+広角レンズ、フロントメインカメラが約2000万画素CMOS(ソニー製「IMX376」)+F2.0レンズ(画角85.5°)、フロントサブカメラが約800万画素CMOS+広角レンズ。



スペックはSoCがQualcomm製オクタコアCPU「Snapdragon 630(SDM630)」(2.2GHz Cortex-A53×4コア+1.8GHz Cortex-A53×4コア)、4GB RAM、64GB内蔵ストレージ(eMCP)、microSDXCカード(最大2TB)、Google ドライブ(100GB・1年間無料版)、ASUS WebStrageサービス(5GB・永久無料版)。

その他の仕様は3300mAhバッテリーおよびmicroUSB端子(USB 2.0)、3.5mmイヤホンマイク端子、IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠のWi-Fi、Bluetooth 4.2、NFC Type A/B、位置情報取得(A-GPS・GLONASS・BDS)、加速度センサー、電子コンパス、ジャイロセンサー、近接センサー、光センサー、外部モノラルスピーカー、デュアルマイク、Android 7.1.1(開発コード名:Nougat)、ZenUI 5.0など。

携帯電話ネットワークは2波CAやVoLTEに対応し、対応周波数帯は4GのFDD-LTE方式でBand 1および2、3、5、7、8、18、19、28、TD-LTE方式でBand 38および39、41、3GのW-CDMA方式でBand 1および2、3、5、6、8、19、2GのGSM方式で850および900、1800、1900MHz。2つのnanoSIMカード(4FF)スロットとmicroSDXCカードスロットがあり、microSDカードを使いながらデュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)が利用可能。DSDVには非対応。







記事執筆:memn0ck


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