11日、TBS「爆報!THEフライデー【あの人は今…大転身SP】」では、「至学館のエース!レスリング世界選手権銅メダリストのKは今・・・」として、驚くべき転身を遂げた元レスリング選手・甲斐友梨氏の現在を紹介した。

2003年に中京女子大(現:至学館)へと入学した甲斐氏は、吉田沙保里や伊調千春・馨姉妹らと女子レスリング黄金期を担ってきた一人。2009年の日本選手権女子51キロ級では伊調千春を破って日本一に。同年の世界選手権でも銅メダルを獲得したが、五輪出場の夢は叶わず2011年に引退した。

現在34歳になった甲斐氏は、4年前に一般男性と結婚すると、ファッションブランドを立ち上げ、デザイナー兼社長をしている。その洋服は女子アスリート向けに作られたもので、なんと2ヶ月待ちだという。

一見普通の洋服ながら、「パッと見、普通のシャツに見えるように計算してデザインしてます。実は仕掛けが沢山あります」という甲斐氏は、「体を鍛えたことによって筋肉が大きくなって、そういう方が綺麗に見える服を作っています」と説明した。

実際、腕の筋肉が際立つ女子アームレスリング選手が着用すると、肩の縫い目の位置が従来の洋服と変わっていることから腕の太さが目立たなくなっていた。その上、肩回りが動きやすくなるように工夫が施されており、まさに見た目と機能性を両立させた洋服を世に送り出している。

きっかけは、自身がアスリートで現役時代に「女の子らしくいたいのに、女の子らしくいれない」といった悩みを抱えてこと。引退後は服飾学校に通って必死にデザインを学んだという。