【経産相・世耕弘成】日本の企業文化を変える
-企業間の協調領域を拡大するためにはどのような政策が必要になるのでしょうか。官の役割を教えてください。
「官の役割としては、データ活用のためのIT人材育成と、安心してデータをやりとりできる環境整備が重要。人材育成では、IT・データ分野における社会人の学び直しを促進すること。『第四次産業革命スキル習得講座認定制度』を昨年7月に創設し、2018年4月以降に開講する23講座を認定しました。また、ユニークで突き抜けた才能を持つ若者を発掘・育成する『未踏事業』では、年齢制限を撤廃し、起業・事業化までを支援する『未踏アドバンスト』を本格的に進めています」
IT導入の促進が不可欠
-中小企業にCIを浸透させていくにはIT導入を進めていくことが重要になりそうです。
「中小企業・小規模事業者にとって喫緊の課題である人手不足の解消と生産性向上には、CIが有力な手段。そしてIT導入の促進が不可欠です。経済産業省では2017年度補正予算で、中小サービス業などのIT化を進めるため、500億円の予算を確保し、約13万社を支援する方針を打ち出しました。その際、ITベンダー・ITツールについて評価し、その情報を中小サービス事業者などに公表することで、効果的なものが選択される環境をしっかりと構築していきたいと考えています」
「また、今後3年間を生産性向上に向けた集中投資期間に充てました。IT化を中心とした中小サービス事業の生産性向上を100万社規模で推進します。今年2月に、関係省庁や支援機関などを幅広く結集し、経済産業省を事務局とする『中小サービス等生産性戦略プラットフォーム』が発足したんです。現時点で関係6省庁に加え、主要な経済団体、中小企業支援機関及び業界団体など計93団体の方々から参加表明を頂いており、情報やノウハウ、成功事例を強力に横展開していきます」
