トヨタ系サプライヤー、EV基幹部品の開発にアクセル
愛知製鋼は1日付で社内に新事業開拓の専門部署「未来創生開発部」を設置。兼務を含め約80人体制で電池やモーターの部品、交通システムなどの開発を進める。電池開発ではトヨタに数人の技術者を派遣しており今後増員する方向。次世代電池の正極や負極に用いる材料の研究を本格化する。モーターの回転部ではEVモーター向けに、磁石の元となる磁粉といった要素技術や、回転軸(シャフト)や減速ギアなどを組み合わせたモジュール製品の開発を急ぐ。
トヨタは30年に電動車で同社世界全体の約半分に当たる計550万台を生産する方針。同社は「電動化3要素」として電池、モーター、インバーターを掲げ、自社開発に加えて例えば車載電池ではパナソニックなど他社との協業を進める。トヨタグループでは従来はデンソーやアイシン精機が電動車向けの中核製品を供給してきたが、今後はトヨタグループを挙げて電動車向けの基幹部品を開発する体制が整う。
