ファンと同様に、もうドルトムントの首脳陣も、ピエル=エメリク・オーバメヤンがSNSを通じて騒動を巻き起こすことにはもう慣れっこだろう。昨夏にはチャットの中でACミラン復帰について問われると、「自分は戻りたいけど、首脳陣は眠っているようだね」と返答。最終的にはドルトムント残留という結果をみている。

そして今回はインスタグラムにて、チームメイトのジェイドン・サンチョに対して「いつかロンドに連れて行ってくれよ。特に深い意味があるわけではないけど、でもロンドンは「オン・ファイアーだ」って言っていただろう?」と発言。

ロンドンといえば、アレクシス・サンチェスの売却の可能性に伴い、オーバメヤンの移籍先候補としてこのところ名前が浮上しているクラブがある街だ。これによりアーセナルのファンの間ではヒートアップが見られており、オーバメヤン自身もACミランの件と同様、こうなることを見越しての行動だったのかもしれない。これまでにも28歳のガボン代表は、移籍の噂を加熱させるような発言を繰り返してきたのだ。

ただしkickerから得た情報によれば、まだアーセナルからはドルトムントに対してオファーは届けられていない模様。しかしながらすでにドルトムントサイドは、重要なミーティングを無断欠席したオーバメヤンを売却してもいいスタンスとなっており、あとは受け入れ可能なオファーを待つばかりとなっている。

だがこういった行動によってさらに交渉では不安材料が加味されることになり、売却にせよ残留にせよドルトムントはさらに難しい判断を迫られていくことになっていくことにはなるだろう。