ナダル「バルセロナ・オープン」のレプリカトロフィーを寄贈

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ラファエル・ナダル(スペイン)が、自身のTwitterで「バルセロナ・オープン」のトロフィーのレプリカを「ラファ・ナダル・アカデミー」に寄贈したことを発表した。

「ラファ・ナダル・アカデミー」は、2016年の10月に故郷のスペイン・マヨルカ島に開校したもので、12歳から18歳の将来有望なテニスプレーヤーのために学校教育とテニスのトレーニングを合わせて提供している。

ナダルがこのレプリカを初めて受け取ったのは、「バルセロナ・オープン」を5大会連続で優勝した2009年。翌2010年にはフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)、2014、2015年には錦織圭(日本/日清食品)が優勝しているが、それ以外の2011、2012、2013、2016、そして2017年はナダルが優勝している。

つまり、ナダルは5大会連続優勝をした2009年にレプリカを受け取り、さらにそこから連続ではないものの、5回の優勝を勝ち取って新たなレプリカを受け取ることになったのだ。

ナダルはこのトロフィーについて「この2つ目のビッグ・トロフィーはすごく嬉しいけど、3つ目はないだろう」と語ったとATP(男子プロテニス協会)が報じている。

しかし、トロフィーを授与した「レアル・クラブ・デ・テニス・バルセロナ1899」の主催者であるアルバート・アグスティ氏は「これまでの10個 のトロフィーで終わらないのは確実だから、きみのミュージアムにもっとスペースを作ってもらわないと」と語ったという。

次の「バルセロナ・オープン」(2018年4月23日〜29日) に出場を明言しているナダルだが、もう1つのレプリカをもらうには、あと5回の優勝が必要となる。最短でも2022年、そのときナダルは35歳。今のフェデラーの活躍を見ていると、絶対に無理難題とも言い切れないが、果たしてどうなるのであろうか。


(テニスデイリー編集部)

※写真は今年の「バルセロナ・オープン」で優勝したときのナダル
(Photo by Alex Caparros/Getty Images)