APEC閣僚会議に臨む沈栄津経済部長(手前左から2人目)

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(台北 9日 中央社)21カ国・地域が参加するアジア太平洋経済協力会議(APEC)閣僚会議が8日、ベトナムのダナンで始まった。沈栄津経済部長(経済相)は、台湾はアジア太平洋地域のサプライチェーン(供給網)に欠かすことのできない存在だとした上で、環太平洋経済連携協定(TPP)や東アジア地域包括的経済連携(RCEP)参加に強い意欲を表明した。

同会議では域内や世界経済の情勢、APECが果たすべき役割などについて意見が交わされた。

経済部国際貿易局が同日発表したニュースリリースによると、沈部長は、世界経済や域内経済について、APECの各参加国・地域がともに互恵の精神に基づき、貿易を最大限に自由化すべきとする考えを伝えた。そして、2国間・多国間にかかわらず貿易交渉は奨励・拡大されるべきで、「参加意思を持ついかなるメンバーも排除すべきではない」と強調した。

(廖禹揚、陳政偉/編集:塚越西穂)