「チャンスが来れば、やれると思う」と、内田はピッチに立つことを渇望している。(C)Getty Images

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[ブンデスリーガ2部 10節]レーゲンスブルク 0-2 ユニオン・ベルリン/10月15日/コンチネンタル
 
 ユニオン・ベルリンのDF内田篤人が、日本代表招集の可能性があるというレターが日本サッカー協会からクラブに届いていることについて、「(怪我により長期に渡り離脱していた)僕はみんなと状況が違いすぎるから」と言及。また、コンディションについて、「(怪我から復帰して)この1年練習を積んできている。キッカケさえ掴めればやれる」とピッチに立つことへの渇望を示した。
 
 日本サッカー協会が、前回に続き11月のベルギー&ブラジル戦で、内田の招集の可能性があるというレターをユニオン・ベルリンに送っていることが判明。今回は貴重な欧州シリーズとあって、来年のワールドカップ本番を見据え、状態などを把握するためメンバー入りすることもあり得る。
 
 10月15日のブンデスリーガ2部・10節のレーゲンスブルク戦、内田はベンチ入りしたものの、出場機会は得られなかった。試合はユニオンが2-0で快勝し、3位の座をキープした。
 
 チームが好調を維持しており、先発メンバーは固定されている。そのためなかなか出場機会を得られずにいる(リーグ3試合出番なし)内田だが、溢れる意欲と強い覚悟を示していた。
 
「シャルケでの最初の頃もそうだったが、1試合、2試合と出られればコンディションは変わる。ベンチから見ていても、自分が入ればやれるイメージはある。試合に出たい。特に(まだ公式戦では立てずにいる)ホームでね」
 
 現状打破へ、なにかキッカケを求めている。試合に出たいという飢餓感は相当だ。内田とチームに刺激を与えるため、果たしてヴァイッド・ハリルホジッチ監督から声は掛かるのか――注目だ。
 
取材・文:塚越 始