セルヒオ・ラモス、ピケの社会的ツイートに苦言「最善の選択ではない」

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▽レアル・マドリーのスペイン代表DFセルヒオ・ラモスが、バルセロナの同国代表DFジェラール・ピケの行動に苦言を呈した。スペイン『マルカ』、『アス』など各紙が報じている。

▽スペインのカタルーニャ州では10月1日に、独立を問う住民投票が実施される。この住民投票を巡ってはスペイン中央政府側が中止を求め、憲法裁判所も9月7日に違憲性を判断するまで住民投票に関する法律を無効化するとの決定を下している。

▽しかしカタルーニャ州政府はこの決定に従わない考えを見せている。さらに今回の住民投票で、独立が決定すれば48時間以内にその宣言を行うようだ。

▽スペインが2分されるほどの大きな混乱の中、これまでもカタルーニャ州の独立を支持してきたピケは「今日から日曜日まで、平和的に自分たちの表現をしよう。独立は僕たちが望むものであり、胸を張って、声と上げて歌おう」とツイートした。

▽ピケの行動を受けて、マドリーとバルセロナというライバルクラブでプレーしながら、スペイン代表ではセンターバックでコンビをセルヒオ・ラモスは次のように苦言を呈した。

「試合中のブーイングを望まないのであれば、今回のピケのツイートは最善の選択ではないね。おそらく、ブーイングをしている集団にとっても気持ちの良いことではない」

▽しかしセルヒオ・ラモスは「誰にでも表現の自由はある」と、ピケの発言には一定の理解を示した。