ランボルギーニ初のコンクール 日本人オーナーのミウラSV、最優秀賞
もくじ
ーランボルギーニ&デザイン スイスで開催
ー猛牛で巡るル・コルビュジエの名作
ー最優秀賞 日本人コレクターのミウラSV
ーカウンタックQV 英国からスイスまで走破
ーランボルギーニ&デザイン画像ギャラリー
ランボルギーニ&デザイン スイスで開催
ランボルギーニは、「ランボルギーニ&デザイン」というコンクールを今週末、スイスのヌーシャテルで開催した。
このイベントは、建築家のル・コルビュジエ(近代建築の三巨匠のひとり、本名はシャルル=エドゥアール・ジャンヌレ=グリ)に捧げられたイベントである。
スイス・ヌーシャテル州にあるコミューン、ラ・ショー=ド=フォンは彼の生まれ故郷だ。この週末は、ミウラ、カウンタック、エスパーダ、LM002、そしてマルツァル、さらにはヴェネーノ・ロードスターにいたる50台ものランボルギーニが世界中から集まり、山あいの街を賑わせた。
猛牛で巡るル・コルビュジエの名作
9月16日には、ノン・コンペティション形式でツアーを開催。これは、
・ヴィラ・トゥルク
・メゾン・ブランシュ
・国際時計博物館
といったル・コルビュジエの初期の住宅作品を巡るコースとなっている。
翌17日に催されたコンクールは、国際的に活動する鑑定化やデザイン分野のスペシャリストらを審査員として招き、11のカテゴリーに分けて、その時代を代表するモデルを審議していく方式を取った。
最優秀賞 日本人コレクターのミウラSV
「ベスト・オブ・ショー」は、11のクラスのウイナーのなかから選ばれ、ヴェルデ・セーナペ(緑/からし色)のミウラSVが受賞した。この#4838のSVは、日本人コレクターが所有している個体である。
そして特別賞となる「ベスト・オブ・ザ・ベスト」には、マルチェロ・ガンディーニによるデザインが美しいマルツァル(1967年)が輝いた。世界で最も有名なクルマの1台に数えられるマルツァルは、1967年のモナコ・グランプリで、モナコ大公レーニエ3世がグレース妃とともにコースを1周したことで知られている。
カウンタックQV 英国からスイスまで走破
さらに、「ロング・ディスタンス・ドライビング」賞は、英国からはるばる2500kmを走破して駆けつけたカウンタックQV(1987年)に贈られた。
ランボルギーニ・コンクール・デレガンスは、同社のポロストリコによって運営されている。同部門は、生産終了から10年を経たモデル(350GTからディアブロが対象)のレストレーションおよび車両鑑定、さらには、アーカイブや記録の管理、クラシック車両のスペアパーツのマネジメントなどを担当している。