バルサ、ネイマール父への34億円支払いを拒否…ボーナスの条件満たさず

写真拡大

 バルセロナは4日、パリ・サンジェルマンに移籍したブラジル代表FWネイマールに、契約更新のボーナスである2600万ユーロ(約34億円)の支払いを行わないことを表明した。クラブ公式ツイッターが伝えた。

 同ツイッターによると、広報部のジョゼップ・ビベス氏が「合意していた条件を満たさなかったため、ネイマールに対して2600万ユーロのボーナスを支払わないことを認めた」という。

 ネイマールは2016年10月に、2021年6月30日までの新契約にサイン。その契約には、同選手の代理人を務める父親のネイマール・シニア氏に、2600万ユーロのボーナスが支払われる条項があったようだ。

 だが、同選手は今月3日、契約解除の違約金2億2200万ユーロ(現レートで約289億円)を支払って、2013年から所属していたバルセロナを退団。その日の内にPSGと2022年6月30日までの5年契約にサインしたことが発表され、翌日には入団会見に出席した。

 今夏に移籍したことで、ボーナス支払いの条件を満たさなかった。スペイン紙『マルカ』によると、ビベス氏は「クラブはボーナスをネイマールの父親には支払わない」と断言。

「ボーナス支払いには3つの条件があった。1つは、7月31日以前に他クラブと交渉しないこと。2つ目は、契約を全うする意思を表明すること。3つ目は、他クラブへの移籍を避けるため、ボーナス支払いの期限は9月1日(移籍市場終了後)に行うこと。彼がこの3つの条件を満たすことはない」と説明した。