新シーズン最初のクラシコの転売価格が114万円に高騰

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▽レアル・マドリーとバルセロナが激突する“伝統の一戦”クラシコ。サッカー界では常に注目を集める試合のチケットが、法外な高騰を見せている。スペイン『アス』が伝えた。

▽リーガエスパニョーラ優勝33回、コパ・デル・レイ優勝19回のレアル・マドリー。対するバルセロナはリーガエスパニョーラ優勝24回、コパ・デル・レイ優勝29回と、スペインの両雄は国内において高いレベルで拮抗している。さらに、直接対決を意味するクラシコでの通算戦績は、レアル・マドリーの公式戦234試合93勝49分け92敗と全くの互角。このライバル関係は広く知られており、タイトルの如何に関わらず、常に注目を集めてきた。

▽2017-2018シーズン、そのクラシコが少なくとも5度開催されることが決定している。その内訳は、インターナショナル・チャンピオンズ・カップ(ICC)(現地時間7月29日)、スーペル・コパ1stleg(同8月11日)、スーペル・コパ2ndleg(同8月14日)、リーガエスパニョーラ前半戦(未定)、リーガエスパニョーラ後半戦(未定)。さらに、チャンピオンズリーグ(CL)やコパ・デル・レイでも顔を合わせる可能性は十分にあるため、6度以上の開催も見込まれる。

▽チケットの転売価格で話題となっている試合は上記の内、最初の激突となる、7月29日のICCでの試合。親善試合ではあるが、アメリカで開催される史上初のスペイン国外でのクラシコとなっている。この試合で最も安い席の公式販売による売値は283ドル(約3万2000円)。しかし、アメリカの転売市場において、この試合のチケットはなんと1万ドル(約114万円)の値で出品されているとのこと。『アス』は、転売による大きいイベントのチケット代高騰はアメリカではよく見られることだと記述し、法的に問題はないとしながらも、他の国では好まれない行いだと主張している。

▽チケットの高騰からも窺い知れる、スタジアムが大盛況に包まれるであろう試合に、注目が集まる。