2017年5月に日本向けのSUBARU WRX STIのマイナーチェンジを発表し、6月20日から発売が開始されます。一方、SUBARUの屋台骨を支える北米向け市場には「WRX STI TYPE RA」と「SUBARU BRZ tS」の2モデルを投入すると6月9日に発表しました。

その名のとおり、STIと共同開発されたハイパフォーマンスモデルという位置づけで、各500台限定で2018年初頭に米国で販売を開始するそうです。

310psを誇る「WRX STI TYPE RA」は、カーボン製パーツ採用による軽量化やエンジン出力向上などにより、ベース車両のAWDスポーツパフォーマンスをさらに強化するとしていて、メカニズム面では、専用ECUをはじめ、強化型ピストン、専用吸気ダクト&エアクリーナー、専用パフォーマンスマフラー&エキゾーストパイプを装備。

さらに、足元には、BBS軽量19インチ鍛造アルミホイール(ゴールド)、専用ビルシュタインダンパー&コイルスプリング、ブレンボ製フロント・モノブロック対向6ポットブレーキキャリパー(シルバー塗装)&ドリルドディスクローター、ブレンボ製リヤ・モノブロック対向2ポットブレーキキャリパー(シルバー塗装)&ドリルドディスクローターが装着されます。

外観は、専用フロントグリル(チェリーレッドアクセント付)や専用フロントアンダースポイラーによるアグレッシブな顔つきが特徴で、専用リヤバンパー(チェリーレッドアクセント)などにより後ろ姿も専用の仕立てとなっています。

ほかにも、STIエンブレム付サイドガーニッシュ(ブラック)、ドライカーボンルーフ、ドライカーボンリヤスポイラー、エアアウトレットグリル付)、TYPE RAリヤオーナメント、ドアミラー(ブラック)、シャークフィンアンテナ(ブラック)により細部にまでスポーティテイストが盛り込まれています。

内装もSTIらしくスポーティな仕立てになるそうで、専用ステアリングホイール(ウルトラスエード)、レカロ製バケットタイプフロントシート(STIロゴ型押し)、プッシュエンジンスタートスイッチ(レッド)、専用シリアルナンバープレートを用意。

最高出力205psの「SUBARU BRZ tS」は、機能装備としてフレキシブルV型バー(エンジンコンパートメント)、フレキシブルドロースティフナー(フロントサスペンション)、軽量18インチ鋳造アルミホイール(ブラック)&専用215/40R18ハイパフォーマンスタイヤ(ミシュランパイロットスポーツ4タイヤ)、専用SACHS(ザックス)ダンパー&コイルスプリング、ブレンボ製フロント対向4ポットブレーキキャリパー(レッド塗装)、ブレンボ製リヤ対向2ポットブレーキキャリパー(レッド塗装)を用意することで走りを強化。

専用フロントバンパー(チェリーレッドアクセント、専用メッシュカバー(フロントフォグランプ取付部付)や専用リヤバンパー(チェリーレッドアクセント付)などが与えられるエクステリアでは、専用フロントアンダースポイラー、ドアミラースカルキャップ(ブラック)、専用サイドアンダースポイラー、専用リヤサイドアンダースポイラー、ドライカーボンリヤスポイラー、tSフロント/リヤオーナメント、専用SUBARU BRZリヤオーナメント(ブラック)、シャークフィンアンテナ(ブラック)により、こちらもディテールへのこだわりを感じさせる内容。

内装には、専用ステアリングホイール(ブラック+レッド、レッドステッチ)や専用スピードメーター(STIロゴ付)のほか、専用アルカンターラ/本革フロントシート(ブラック+レッド、tSロゴ付)専用シートベルト(レッド)、専用ドアグリップ(レッド)、プッシュエンジンスタートスイッチ(レッド)が用意されます。

この2台のSTI仕様が日本でも発売されれば人気を集めることは必至で、いつになるか分かりませんが、日本のファンにもSUBARUとSTIの最新チューンの世界を提供して欲しいものです。

(塚田勝弘)

スバル「WRX STI TYPE RA」と「BRZ tS」を米国市場向けに投入へ(http://clicccar.com/2017/06/10/480880/)