中日の京田陽太

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 昨年のドラフト会議で中日から2位指名を受け入団した中日のルーキー・京田陽太が『1番・遊撃』で先発出場し続けている。

 ルーキーながら、ここ4試合は『1番・遊撃』で先発。16日の阪神戦では3安打1盗塁と存在感を示した。3・4月は打率.198(81-16)と苦しんだが、5月は16日終了時点で月間安打数が3・4月と同じ16安打を記録している。月間打率.372(43-16)と好調で、シーズンの通算打率も.258まで上昇した。

 プロの水にも慣れてきた感のある京田だが、課題はまだまだ多い。

 ニッポン放送ショウアップナイターで解説を務める田尾安志氏は「1番を打っていますけど、1番としては合格点をあげられない」と厳しい。同じく解説の大矢明彦氏は、守備力に関して「正直守備だけだったら堂上の方が上手いですね。もうちょっと守備をしっかりしないといけない。全てにおいてレベルアップが必要」と指摘した。

 厳しい言葉を送った一方で大矢氏は「期待は大きいですよね。なんとか良いショートを作りたい。そういう願いで、ずっと使っているのだと思います」と話せば、田尾氏は「いい勉強はしている。経験できている間に、上手くなってもらいたい」とエールを送った。

 チームは世代交代が上手くいかず、4年連続Bクラスに沈み、今季もここまで最下位と苦しい状況だ。再び常勝軍団となるためには、若手の成長は必須。その中でも、1年目からチャンスを掴んだ京田の活躍に期待したい。

(提供=ニッポン放送ショウアップナイター)