チョコチップ埋め込むとウマい惣菜パンを探す!

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食べもののカロリー。高校生の頃は目もくれず、袋を開けるときにたまたまその数字に目がいっても、「あ、うちの部屋番号と一緒」くらいにしか思わなかったのに、いつからか、手に取る、「エネルギー」を確認する、迷う、かごに入れるor棚に戻す…これが基本の流れになりました。

中でも特に気になるのがスーパーで売っている菓子パンや惣菜パン。そのサイズに対してこのカロリー!というものが基本なのに、美味しいのでついつい買ってしまいます。けれど食べるにしてもひとつまでと決めています。となると甘い系もしょっぱい系のどちらかを選ばなければならなくなるのです。

ならば惣菜パンにチョコチップを埋め込んでみたら、甘い系パンとしょっぱい系パンを一度に堪能できるのではと思いました。

やきそば、コロッケ、明太子…色々×チョコチップ





第一パン『たっぷりやきそばパン』
フジパン『ソースコロッケ』
Pasco『明太子好きの明太子パン、』
Pasco『あらびきソーセージ』
ヤマザキ『カレーパン』

今回こちらの5種類の惣菜パンにチョコチップを埋め込み、☆5つで味をランク付けしました。



用意したのは、手作りお菓子売り場に売っているチョコチップ。こちらを惣菜パンに埋めていきます。
先日五千円分購入した五円チョコよりも、濃い味です。ちなみに五円チョコ、我が家で元気に減っています。

結果から見てしまう





忙しい現代、結果からお伝えします(忙しくないときに五円チョコ記事も読んでね)。
『チョコチップ埋め込んで美味しいしょっぱい系菓子パン選手権』、結果はこのようになりました。

5位…☆0つ  Pasco『明太子好きの明太子パン、』
4位…☆2つ  第一パン『たっぷりやきそばパン』
3位…☆2.5つ ヤマザキ『カレーパン』
2位…☆2.8つ フジパン『ソースコロッケ』
1位…☆3.8つ Pasco『あらびきソーセージ』

Pascoで始まりPascoで終わるという、いわゆる「Pascoサンド」な結果に。
詳細をお伝えしていきます。

生まれた星が違いすぎ…第5位 Pasco『明太子好きの明太子パン、』


☆…0つ



藤岡弘、を思わせる「、」で終わる印象的な商品名が気に入った『明太子好きの明太子パン、』。
明太子もチョコも好きなので、あとはマッチするかどうかでした。
ここにチョコチップを埋め込みます!





見た目は思っていた以上に受け入れられる。しかしお店でこの状態で売っていたら迷うことなく…買わないなぁと思いながらいただきました。

感想
チョコチップの存在感はありました。
しかし声を大にして言えるのは、それが明太子と合わないということ。
後味も、犬に猿を紹介してしまった感じです。
何も合わせなくても充分美味しいということですね。

存在感は譲れない!第4位 第一パン『たっぷりやきそばパン』


☆…2つ





一見しょっぱい系菓子パンには見えないですね。

感想
食感は良いです。マヨネーズとチョコもマッチしていました。
ただ、後味が広がるわけでもないので、チョコチップ、ない方がいいね…といった感じです。
何より感じたのは、焼きそばにチョコチップの存在感が負けてしまっていること。

隠し味には及ばずで…第3位 ヤマザキ『カレーパン』


☆…2.5つ

カレーを作るとき、仕上げにチョコレートを入れたりするので、これは合うかもしれないなぁと思っていました。



感想
よそ者のチョコチップなので当然と言えば当然ですが、歯ごたえに違和感があります。
やきそばパン同様、カレーが濃いのでチョコの味をあまり感じられません。隠し味には及ばず!
「チョコチップがあった方がいい」感はないです。とはいえ「ない方がいい」とまではいかないです。

君まで消すか!第2位 フジパン『ソースコロッケ』


☆…2.8つ





感想
4位、3位同様、やはりコロッケ自体の存在感が強いため、チョコチップの味が消されます。
いい意味で後味が甘くなりました。最後ほわっと、マイルドになるような。
しかし基本的には終始しょっぱいままでした。

ここまで、しょっぱい系の味の強さにチョコチップの存在感が負けている現象が目立ってきましたが、1位はいかに…?

チョコチップの底力!第1位 Pasco『あらびきウインナー』


☆…3.8つ





こんな異世界に飛び込んだチョコチップ。一粒きりだったら、さぞ心細いでしょうね。

感想
最初マスタードでチョコチップの存在感が消されていると思ったら、底力を見せつけるようにじわじわ存在感を出してきて、これがまた妙にマッチしたのです!
一番食が進みました。

欲張らず、でも冒険はつづく…





結果、「どれも進んで別売りのチョコチップを買いに行ってまで合わせようとは思わない」という感想を抱きました。
二兎を追う者は一兎をも得ずな結果に、美味しいものは欲を張らずにそのままの美味しさを楽しむべきだということを学びました。でも発見に出会えるかもしれないと思うと、混ぜたり乗せたりも楽しいです。
(武井怜)