アロマワックスバー 家でアロマキャンドルを楽しみたいけど、「小さい子どもがいるから火をつけるのはちょっと…」「すすで壁や天井が黒ずんでしますのでは!?」…。そんな理由で、使うのをあきらめていた人はぜひ参考に。
 火を使わずに安全でおしゃれに香りを楽しめる「アロマワックスバー」ご存知ですか?アロマワックスバーは、ワックスやろうにアロマオイルなどを加えて固めたもの。カラフルで見た目にも美しく、置いておくだけでお気に入りの香りが漂うので、棚やドアノブに飾るインテリア小物として、また、アロマサシェとしてクローゼットやタンスに入れてもいいんです。

 好みのドライフラワーやアロマオイルを使って簡単にハンドメイドでき、プレゼントにも最適。キャンドル作家の高橋若葉さんにつくり方やコツ、飾り方と楽しみ方まで教えていただきました。

⇒アロマサシェ https://esse-online.jp/?attachment_id=46040


アロマワックスバーの基本のつくり方

 基本は、材料を溶かして型に流し、そこに飾りパーツを置くだけ。材料やつくり方は以下のとおりです。

【道具】

・型(100均ショップで売られている小物入れを利用)
・鍋
・ストロー(3センチくらいに切る)

【材料】

・ソイワックス
・アロマオイルもしくは精油(キャンドル専用が最適)
・ドライフラワーや貝殻などの飾りパーツ
・リボン

 ソイワックスの代わりにパラフィンも使用できますが、パラフィンは外側から固まっていくので、パーツを入れ作業をより手早く行う必要があります。蜜蝋もワックスバーには適した素材です。

【つくり方】
(1)どのように配置するか決めて、あらかじめ型の隣に並べておきます。

⇒どのように配置するか決めて、あらかじめ型の隣に並べておきます。 https://esse-online.jp/?attachment_id=46035


(2)ワックスをホウロウなどの鍋か耐熱容器に入れて、ボウルに湯をはって、湯せんしてください。高温になると発火する可能性があるので、80度くらいのお湯でゆっくり溶かしましょう。温度計があると便利です。

(3)溶かしたワックスに好きなアロマオイルを10〜20滴ほど加えて混ぜます。

(4)ワックスを型に流しこみ、飾りパーツをそっと置くように並べていきます。パーツにちょっとでもロウがつくと白くなってしまうので、一度置いたらあまり動かさないようにします。ロウはすぐに固まりはじめるので、手早く行うのがポイントです。

(5)少し固まりはじめたところでリボンをつける部分にストローを刺します。

⇒少し固まりはじめたところでリボンをつける部分にストローを刺します。 https://esse-online.jp/?attachment_id=46036


(6)完全に固まってから型から外し、ストローを抜きます。

(7)リボンをつけたら完成です。

パーツの配置の仕方やリボンによって雰囲気が変わります


●慣れてきたらさまざまな型でつくってみましょう!

 ポテトチップスなど丸筒のフタでもできます!紙筒なので取り出しやすいですよ!

⇒慣れてきたらさまざまな型でつくってみましょう! https://esse-online.jp/?attachment_id=46038


 リボンの代わりに麻ひもを通すのもまたおしゃれ。溶かしたワックスに好きな色のクレヨンを削って入れ、割りばしで混ぜて色つけしても。

⇒リボンの代わりに麻ひもを通すのもまたおしゃれ https://esse-online.jp/?attachment_id=46039


 ぶら下げたり立てかけたりして、香りと見た目を楽しみます。

⇒ぶら下げたり立てかけたりして、香りと見た目を楽しみます。 https://esse-online.jp/?attachment_id=46042

 大きなトレイにつくってポキポキと割って飾るのもあり!

⇒大きなトレイにつくってポキポキと割って飾るのもあり! https://esse-online.jp/?attachment_id=46106


 ハート型や星型でつくるとよりキュートな印象に。ハーブやドライフルーツをミックスして飾るのもステキです。アロマの組み合わせは、寝室に飾るものはラベンダーなどリラックスできるものにしたり、見た目の雰囲気に合わせてフローラルやシトラス系でまとめるなど工夫したりするといいでしょう。長く香りを楽しめるのもポイントです。

 まずは100均ショップで買えるアロマキャンドルを溶かして、1、2回つくってみるとコツがつかめてよいかもしれません。本格的に材料を揃えたくなったら、webショップでお取り寄せできますよ。

<取材・文/志田実恵 写真/高橋若葉>