ポルトで出場機会失う元ベルギー代表FWドゥポワトルがJクラブにレンタル移籍か? ポルトガル主要メディアが報道

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▽ポルトに所属する元ベルギー代表FWローラン・ドゥポワトル(28)が、日本のJリーグのクラブにレンタル移籍する可能性があるようだ。ポルトガル『O jogo』が報じている。

▽昨夏、ベシクタシュに旅立ったカメルーン代表FWヴァンサン・アブバカルの後釜として、ヘントからポルトに完全移籍で加入したドゥポワトルだったが、若きエースのポルトガル代表FWアンドレ・シウバとのポジション争いに敗れ、今シーズンここまではリーグ戦6試合で1ゴールと、思うような結果を残すことができず。

▽また、ポルトは今冬の移籍市場でヴィトーリア・ギマランエスからブラジル人FWソアレスの獲得に迫っており、余剰人員であるドゥポワトルの放出が濃厚とされている。

▽『O jogo』の伝えるところによれば、2020年6月まで契約を残すドゥポワトルに関してポルトは、レンタルでの放出を考慮しているという。しかし、今シーズン既に前所属先のヘントで公式戦に出場している同選手は、国際サッカー連盟(FIFA)の「同一シーズンには2チームまでしかプレーできない」という規定によって、ヨーロッパの他クラブでのプレーが不可能な状況となっている。

▽これを受けて、ドゥポワトルの代理人は新シーズンを迎える日本のクラブへのレンタル移籍を有効なオプションとして捉えているようだ。現時点で移籍先候補の具体名は挙がっていないものの、同選手のサラリーを考えれば、J1の資金力に優れるクラブに限られるはずだ。

▽なお、2005年に母国のRFCトゥルネーでプロキャリアをスタートさせたドゥポワトルは、いくつかの国内クラブを渡り歩いた後、2014年にヘントへ完全移籍。ヘントでは、在籍2シーズンで公式戦87試合に出場し30ゴールを記録。加入初年度の2014-15シーズンにはクラブの1部リーグ初優勝に貢献した。

▽また、ベルギー代表としては2015年10月に初招集されると、ユーロ2016予選のアンドラ代表戦で代表デビュー&代表初ゴールを記録した。だが、以降は分厚い選手層に阻まれ、代表でのプレー機会は訪れていない。

▽191cmの屈強なフィジカルと豪快なフィニッシュを武器とする大物ストライカーは、果たして新シーズンのJリーグでプレーすることはあるのか。