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iPhone誕生から10周年にあたる2017年に登場する次期iPhone「iPhone 8(仮称)」が、従来のアルミニウムの筐体をやめて、ステンレススチールをガラスで挟み込むiPhone 4のようなデザインになると報じられています。

Apple new iPhone to use forging process for stainless steel frame; adding Jabil as supplier

http://www.digitimes.com/news/a20170109PD202.html

iPhone 6シリーズやiPhone 7シリーズでは、アルミニウムをCNCマシンで加工したアルミ筐体を使っていましたが、Digitimesが報じるところによると、次期iPhone「iPhone 8」ではステンレスをガラスで挟み込むというiPhone 4のようなデザインに回帰するとのこと。



また、iPhone 8の製造は台湾のFoxconnとアメリカに拠点を置くJabilが担当することになるとも指摘しています。ちなみにiPhone 4の製造はFoxconnとJabilが担当していました。Digitimesの報道が正しければ、次期iPhoneの製造は引き続き担当するFoxconnに加えてJabilが復活することになり、アメリカ第一主義をかかげるドナルド・トランプ政権の政策に沿う形でAppleがアメリカ国内へ製造拠点を移管するのではないか、といううがった見方もできそうです。

10周年記念モデルのiPhone 8はデザインを継続したiPhone 7と違って機能だけでなくデザインをも一新してくるのではないか、との期待が高まっていますが、Appleが新しいデザインとしてガラス+ステンレスを選ぶのには理由がある模様。Digitimesによると、アルミニウムをCNC加工する現在の筐体に比べるとガラス+ステンレスの組み合わせは30%から50%も製造コストを低くでき、さらには加工精度を高めて歩留まりを向上させられるという大きなメリットがあると、情報をリークした製造部門の関係者が指摘したそうです。

なお、現在のアルミシャシーを供給するサプライヤのCatcher TechnologyとCasetekが大打撃を受けないかという懸念については、「ステンレスの仕上げには磨きの工程が必要であり、この工程を既存サプライヤに担当させたり、他の部品の供給を担当させたりすることで、経営に大きな影響が出ないようにできる」と関係者は述べたとのこと。



次期iPhoneにガラス+ステンレスが採用されるという情報は、2016年10月にNikkei Asian Reviewが報じていたことから、今回の報道もあながちデタラメな噂というわけではなさそうです。仮にiPhone 8がガラス+ステンレスのデザインになったとすれば、製造コストを大幅に引き下げられさらなる粗利アップが可能なだけでなく、本体が曲がりやすいというBendgate問題や、本体の腐食のクレームからも解放されることで、Appleには大きなメリットがありそうです。