写真は「ASKA SCRAMBLE」より

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 覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで逮捕され、不起訴処分で釈放された歌手のASKA(58)が12月20日、自身のブログを更新。採尿時に尿をお茶とすり替えた理由を告白し、その言動に注目が集まっている。

 ブログでは2014年の逮捕時に抱いた警察への不信感を綴り、「何をやっても(警察が)事件にしようとするだろう」と考えた上での判断だったと記している。さらに尿を提出すれば警察によって「必ず、陽性にされてしまう」という思いもあったようだ。

 しかしこうしたASKAの主張を「支離滅裂だ」と指摘する声も少なくない。

「あまりにもあからさまなブログ更新は、もはやパフォーマンス。こうしたインパクトある露出で、世論を味方につけさせようにしか見えないという声もあります。ただ現段階のASKAの発言では、多くの支持が得られるとも思えません。ネタを小出しにしているのも、本人としては興味を惹かせることも目的なのではないでしょうか」(芸能誌記者)

 警察を挑発するような文言がブログには綴られているが、これもASKA流のパフォーマンスなのだろうか。また、こうした目立ったブログ更新により、ASKAに対する疑念が深まってもいる。

■もはや正常な判断は無理?

「完全にシロですと本人は何度も主張していますが、世間から見るとそれを立証するものもありません。そのため何度も頻繁にブログを更新するASKAの言動は、それこそクスリの影響なのではと疑いも持つ人も少なくはないんです」(前出・芸能誌記者)

 確かに現在覚せい剤を使用しているという疑いがあるものの、使用していないという証明がであるわけでもない。ブログ内でのツッコミどころ満載の言動に、正常な思考力がASKAの中に存在するのかも疑問だ。記者は今後もASKAはブログを更新していくだろうと語った上で、こう指摘する。

「ASKAのブログは、ファンや支持者たちだけでなく、今は芸能関係者達からもチェックされている状態です。そのため、あまりにも過激で支離滅裂な言動が続いていると、マスコミはその都度報道することもあるでしょう。ASKAの現在の状況を見ていてると、いつボロを出してもおかしくありません。連日のようにASKA逮捕の報道を取り扱ってきたワイドショーは、今回の不起訴処分を受けて視聴者からやり玉にあげられている。ボロが出た瞬間に、一気に叩きに入る可能性もある」(前同)

 ASKAにとっては、警察だけではなく、マスコミとも戦いを繰り広げることになりそうな予感さえしてくる。まだまだブログ上でさまざまなことを告白することが予想されるASKAだが、自滅してしまわないことを願うばかりだ。

文・佐々木浩司(ささき・こうじ)※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。