加藤紗里オフィシャルブログより

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 もはや芸能界一の“ヒール役”タレントといっても過言ではない加藤紗里(26)が、12月15日に『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)に出演。その際の発言が、再び炎上し話題を集めている。

「2016年お騒がせカレンダー」という内容で、加藤は冒頭からMCの松本人志(53)に狩野英孝(34)との交際についてツッコまれた。「6股かけられたのにどうして私が叩かれるの?」と反撃するも、松本は「見るからにうさんくさい。もうAV撮ってるの?」とさらなる追い打ちをかけるなど、加藤ネタでスタジオは爆笑。その後、芸能リポーターの井上公造(59)がさらなる情報を明かすとスタジオの空気は一変、騒然となった。

 井上の情報によれば、加藤は狩野と別れたあとに付き合った男性から、「億はする」マンションを貢がれていた。その彼とはもう既に別れたというのだが、今なお加藤はそのマンションに住み続け、挙げ句、家賃もその元彼に払ってもらってるのだという。スタジオの驚きの声もよそに、加藤は「愛の巣として買ってもらいました」と、終始毅然とした態度を見せていた。この全く悪びれる素振りもない様子には、ネット上からも「なにをやってもムカつく」などと、非難の声が多くあがった。

「今回の“億ション”の件に限らず、加藤の周りには貢いでくれる存在がいるようで、もはや芸能活動よりもそっちの活動に力を入れているのでは? と皮肉をいう関係者もいるほどです。そうした事情もあってか、芸能界に固執する理由もない加藤は世間的なイメージがどれだけ悪くなっても関係ないと、番組でも自由奔放な発言を繰り返しているようです」(芸能関係者)

 加藤がそこまで意識して発言してるとも到底思えない。番組では、加藤がプロ野球の広島カープファンであると自称したことから、にわか広島ファン疑惑を突っ込まれ、「カープの意味は?」との問いに「ヤクルト…」と珍回答し、以前にも増して全国の広島ファンをも敵に回した。この発言からも、加藤がいかに考えずに発言しているかが分かるような気もする。

■「狩野と付き合っていた」も売名行為だった可能性

 当初は、その歯に衣着せぬ発言や、芸人とのやりとりがバラエティでもウケていたが、今となっては既にそのキャラも飽きられているようで、ネット上では「メディアもメディアでとりあげないでほしい。みたくもないのに出てきて不愉快」などの厳しい声もあがっている。しかしそんな視聴者以上に、最近では芸能界の方がシビアな反応を見せており、加藤とは絡みたくないと口にする芸能人も少なくない。

「最近の仕事といえばバラエティが中心。それも、狩野との交際があったからこそです。そもそも加藤は、ネタの為に狩野と交際したのではと、今ではそこから疑問視されている状態です。大物芸人から共演NGが出されるようなことがあれば、干されるのも時間の問題でしょう」(芸能関係者)

 番組中、井上氏からは「2016年、もっとも売名に成功した芸能人」のレッテルが貼られた加藤。その言葉通り、今のところは売名に成功しているようではあるが、そのメッキが剝がれるのも早いだろう。「来年2017年には、消えてそうな有名人」でも、見事第2位にランクインしただけに、そんな加藤の姿をテレビで見られなくなる日も近いのかもしれない。

 魑魅魍魎が跋扈する芸能界では、こうまでしないと生き残れないということなのだろうか。芸能人とは因果な商売である。

文・阿蘭澄史(あらん・すみし)※1974年滋賀県出身。フリー記者。某在京スポーツ紙の契約記者を経て、現在は週刊誌等で活躍中。主な著書に『真相!アイドル流出事件簿』(ミリオン出版)、『事務所をクビになった芸能人』(竹書房)、『芸能人のタブー』(宙出版)など。