SMAP名義はどうなる?木村拓哉と中居派に”明らかな温度差”

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 年内で解散を発表したSMAPだが、解散後の対応はメンバーによって異なるようだ。

 木村拓哉(44)がパーソナリティを務めるラジオ番組『木村拓哉のWhat's UP SMAP!』(TOKYO FM)は、番組名を変更せず、SMAPの看板をつけたまま続投することが発表された。

 一方、中居正広(44)がパーソナリティを務めるラジオ番組『中居正広のSome girl' SMAP』(ニッポン放送)は、SMAPの冠名を外し、『中居正広 ON & ON AIR』として番組をリニューアルする模様。これはどういう事情だろうか。

「キムタク以外のメンバーは、SMAPブランドを外したい、つまり次のステージに進みたいという気持ちがあるのでしょう。冠名を外すのは前向きな気持ちです。解散するのを嫌がっているのはキムタクだけ。他のメンバーは、未来を見据えています」(芸能関係者)

■一方のキムタクの思惑は?

 では、SMAPの名前を冠に残すキムタクの思惑はいかようなものなのだろうか。ジャニーズに詳しいライターに聞いた。

「キムタクはSMAPを大事に思っているという気持ちを、ファンにアピールしたいのでしょう。解散に反対したのもキムタクですし、今も釈然としない思いがあるのかもしれません。当然ですが、半分は好感度アップも狙っていると思いますよ。この1年のゴタゴタで、キムタクのイメージは地に落ちてしまいましたので、“ファンに愛されるSMAPを大事に思っているキムタク”を貫くことで、ファンをつなぎとめたいのでしょう」(ジャニーズに詳しいライター)

 対応がはっきりと分かれているキムタクとそれ以外のメンバー。メンバー内の不協和音はこんなところにも表れている。来年以降の彼らのレギュラー番組や新番組がどうなるのか、目が離せない。

文・阿蘭澄史(あらん・すみし)※1974年滋賀県出身。フリー記者。某在京スポーツ紙の契約記者を経て、現在は週刊誌等で活躍中。主な著書に『真相!アイドル流出事件簿』(ミリオン出版)、『事務所をクビになった芸能人』(竹書房)、『芸能人のタブー』(宙出版)など。