Photo by Pixabay

写真拡大

 SMAPが『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)で19日、芸能界の恩人と慕うタモリ(71)と共演を果たし、両者の絆を感じさせる番組内容で平均視聴率16.3%を記録したことがわかった。ここ最近では、1ケタ台も珍しくなかった同番組で異例の高視聴率となった。その要因はーー?

 タモリは『笑っていいとも!』(フジテレビ系)で中居正広(44)や草なぎ剛(42)、香取慎吾(39)と共演して以来、深く交流を続けている。とくに草なぎはタモリを”芸能界の親”として慕う仲で、毎年正月はタモリ邸で過ごすことでも知られている。この日は番組内で「友達は減らしている。いなくてもいい」「草なぎは必要な友達」など数々の名言を残している。

「この日が最後となる同番組の看板コーナー『ビストロスマップ』に出演したタモリさんが、解散直前のSMAPに対して投げかけた数々のメッセージが多くの視聴者の共感を呼んでいます」(週刊誌記者)

『ビストロスマップ』で恒例の最後の判定でタモリは、「最終回だから判定はいいんじゃないか?」と拒否。「判定はいいでしょ。美味しかったよ。乾杯したら仲良し。勝敗はない」と暗にSMAPメンバーに”和解”を促す言葉を投げかけている。

「この日はメンバーも楽しそうで、香取はビール五杯も飲み干し、中居に飲みすぎを注意されたほど。タモリさんとしては『ビストロスマップ』でどちらかに勝敗を付けるのは本意ではなかったはず。『人生に判定なんかどうでもいいことだよ』と勝敗なしの判定を下したのはタモリさんの名采配でした。この日が最終回でも良かったという声も多い」(前出・記者)

 番組では香取の発言で爆笑する木村拓哉(44)の姿が見られるなど、解散目前にして関係改善の兆しも見え始めている。26日の『スマスマ』最終回に向けて、タモリが果たした役割は大きい。

文・橘カイト(たちばな・かいと)※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。