Photo by Dusty J

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 仁義にもとる行為とは、どこまでを指すのだろうか。ロックバンド・ゲスの極み乙女。のボーカル・川谷絵音(28)が、交際相手のタレント・ほのかりん(20)が出演予定だったCM降板による損害賠償金を全額負担したと12月18日に報じられた。一方で元恋人・ベッキー(32)の総額5億円とも言われる賠償金にはノータッチだったため、ネット上で物議を醸している。

■ゲス川谷の”対応差”にブーイング

 ベッキーとの“ゲス不倫”後、川谷との交際をキャッチされたほのかりん。半同棲や温泉旅行の報道まで飛び出したが、川谷の新しい交際相手として注目を浴びたことが災いし、未成年飲酒疑惑が浮上した。事務所も飲酒の事実を認め、ほのかりんはレギュラー出演していた教育バラエティ番組『Rの法則』(NHK・Eテレ)と、決まっていた某メーカーのCMから降板することになった。

 川谷もほのかりんの未成年飲酒を重く受け止め、12月7日に予定していた3rdアルバム『達磨林檎』の発売を中止。またグループの活動自粛を発表した。そして川谷は、ほのかりんがCM降板で発生してしまった多額の賠償金を全額負担した。

 ネット上では川谷に対し、ベッキーとほのかりんへの“対応差”にブーイング。「ベッキーの違約金は払わずに逃げたくせに」「ベッキーも悪いけど、これは同情するわ」「ベッキーにも払ってやれ」「(ほのかりんに対する)愛人代」などと揶揄が飛んでいる。

 では、ほのかりんの賠償金は一体いくらだったのだろうか。CMだけ見ても約10本契約し、知名度も高いベッキーに比べれば少額であることが見込まれる。

「例えば女優の土屋太鳳(21)や二階堂ふみ(22)で2千万クラス、今年ブレイクしたりゅうちぇる(21)は1千万クラス。ほぼ無名のほのかりんの出演料は、多く見積もっても数百万円と思われる。川谷なら即金で払えるでしょう。ベッキーの場合は、規模が大きすぎて男気を見せるどころではなかったでしょう。また“法は犯していない”、“不倫はそれぞれの自己責任”というという考えで支払い義務を感じなかったのでは」(報道関係者)

 ベッキーは12月、総額5億円の賠償金を事務所と折半し、約2.5億円の賠償金を完済。にわかに川谷との“芸能格差”を見せつけた格好だ。紅白出場歌手の川谷にとってベッキーは、不相応の”格上の相手”だったのだろうか。

文・橘カイト(たちばな・かいと)※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。