あんまり高いところだとドキドキしちゃうよね

写真拡大

デートでの食事では、男性が支払いを済ませるのが見慣れた光景です。実際に20歳〜59歳までの男女合計832人に今のパートナーと付き合うことになる前の、初めてのレストランデートでの支払いを聞いてみると、「男性が全額を支払う」ケースが7割超でした。

でも実はそれを望んでいた女性は47.1%にとどまっていて、2人に1人の女性が実は男性が全額支払うことを望んでいなかったことが分かりました。その心理には微妙な乙女心が絡んでいるようです――。

「好きな人とは割り勘」

そんな女性たちの望みは「男性が多めの割り勘」か「完全な割り勘」。年代別に見ると、特に「完全な割り勘」を求めている女性は20代〜40代前半で、だいたい4人に1人の割合でした。

好きな人に負担をかけたくないという殊勝な女心が読み取れます。負担はかけたくないけど、おごってくれると姿勢を見せている男性も立てたい......2つの気持ちの間で揺れながら男性に支払ってもらった女性も数多くいるということですね。

でも男性のみなさん、「けなげだな〜」と素直に感動するのはまだ早いようです。「もし相手が理想の相手だったら?」という質問に、さらに複雑な女の心理が見えます。

今の相手は理想じゃないってこと?

今のパートナーに「男性が全額」か「男性が多め」という男性主導の支払い方法を望んでいた女性は77.1%だったのに、相手が"理想の男性"の場合は87.8%へと一気に上昇。一方、「完全な割り勘」を望む女性は19.7%から11.8%に減少しています。

つまり、"理想"としては「おごられたい」ということです。言い方を変えれば、おごられて気持ちよい相手が理想の男性ということ。おごられて素直に喜べないのは、ちょっと頼りないと思われているのかも知れません。

でも、心配するのも愛情のうち。今回の調査対象は全員、その相手とお付き合いをすることになった人たちです。完璧ではないからこそ、成就した恋なのかも知れません。

調査はオープンテーブルが2016年5月26日〜5月27日、全国の20歳〜59歳までの男女合計832人を対象にインターネットで。