今スグやめて!やりがちだけど「老け肌を招く」NGケア

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朝晩の気温も下がり汗をかきにくくなって、乾燥が気になり始める季節になりました。そろそろ、スキンケアも秋バージョンに衣替えしましょう。

健康なお肌の水分量は15〜20%、カサカサ状態を感じ始めると、お肌の水分量は10%以下になってしまいます。そうなるとお肌のバリア機能が低下し、外部からの刺激を受けやすく敏感になって、乾燥が進み“小じわ”、“くすみ”、“たるみ”などトラブルが出て、お肌状態の悪循環が始まってしまいます。

そこで今回は、美容業界で長年活躍してきた筆者が、老け肌を招くNGスキンケアをご紹介します。

■こんなことしていませんか?4つのNGスキンケア

(1)簡単!さっぱりスッキリクレンジング

夏の間は皮脂の分泌や汗が多く出たり、ウォータープルーフの日焼け止めやファンデーションを使う機会が多いため、オイルクレンジングを使用してメイクや汚れを落としていたという方も多いかもしれません。しかし、オイルクレンジングはメイクや汚れは簡単にしっかりと落ちますが、お肌に必要な潤いまでも落としてしまいます。

秋には、しっとり潤いがキープできる“ジェル”や“クリーム”タイプのクレンジングにチェンジしましょう。

(2)クルクルと長い時間のマッサージ

気温も湿度も下がり肌温度が低くなり血行が悪くなってきます。マッサージは血行促進をするためにとても重要なお手入れ方法ですが、お肌(表皮と真皮)は、たった2mmしかありません。そこをマッサージするのですから、ゴシゴシと長い時間摩擦するのはNGです。マッサージは指先だけでなく手の平まで使うようにして優しくていねいに脈拍のスピードでゆっくり1〜2分がベストです。

(3)洗顔後は「突っ張るくらいがちょうどいい!」と思っている

お肌の洗い過ぎは乾燥の原因に……。潤い成分配合の洗顔料にチェンジしましょう。またクレンジングを使わずにメイクが落ちないからと、2〜3回洗うのはNGです。

洗顔時に泡をのせる順番も、Tゾーンからはじめて、続いてUゾーンにのせて優しく泡で洗い、その後すすぎは20〜30回流水でよくすすぎましょう。

タオルオフの時も、ゴシゴシこすらず、押さえるようにして水気を取るようにしてくださいね。

(4)ベタつくのが嫌い!だから化粧水だかしかつけない

お肌のベタつきがイヤで化粧水しかつけない!という方が結構いますが、これもNG!

化粧水だけでは、せっかくつけた化粧水の潤いとお肌の潤いまでも逃してしまうことも……。美容液(ヒアルロン酸配合のもの)・乳液・クリームなど、さっぱりとした使用感のものなどをチョイスして潤いを逃がさないようにしましょう。

肌質によって、乳液やクリームの使用量を変えてみるのも良いでしょう。

乾燥肌には、油分を多く含むクリーム、オイリー肌には、油分より水分の多く含む乳液がオススメです。

お肌は、日々変化しています。お肌の状態に合わせてバランスよく水分量を調節しましょう。

秋は夏のダメージ肌を改善し、冬の乾燥を乗り切るための土台作りの季節です。お肌を清潔にしながら“与え・補う”ケアに衣替えしましょう。

【筆者略歴】

※ a.kumi ・・・長年美容業界で携えた知識と技術で、年齢と抗うことより心身共に美しく年を重ねる提案を発信している。

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※ Avesun / shutterstock