プロが教える!「ダイエットに成功する人と失敗する人」の3つの違い

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誰しも年齢を重ねるにつれ、代謝が落ちて太りやすくなってくるもの。それでも若い頃と同じ体型・体重を保ち続けている人は“ダイエットに成功している人”といえるでしょう。

反対に、ダイエットにチャレンジしては失敗を繰り返して悩んでいる人もいます。今回はフィットネス指導者であり、管理栄養士でもある筆者が、“ダイエットに成功する人と失敗する人の違い”をご紹介いたします。

■失敗する人は3日で3キロ減を目指し、成功する人は3か月で3キロ減を目指す

ダイエットに失敗する人は、早く成果を出そうとするあまり、極端な食事制限や運動で無理をしてしまいがちです。絶食や激しい運動で一時的に体重が減ったとしても、体内の水分が減っただけですぐに元に戻る可能性が高いでしょう。

また運動に慣れていない人がいきなり長時間のランニングを始めたとしても、故障やケガをしてしまい、長続きはしにくいです。ダイエットに成功している人は、3か月間じっくりとダイエットに取り組むことにより、無理なく痩せやすい生活習慣を身に着けていきます。

■失敗する人は糖質を抜き、成功する人は糖質を控える

ご飯やパンなどの糖質は、主に体を動かすエネルギー源になります。特に脳は糖質を唯一のエネルギー源にしています。なので糖質を全て抜いてしまうと頭もしっかり働かず、元気よく動けなくなり、ダイエットも挫折してしまいがち。またご飯を食べない分、油っこいおかずを食べすぎてしまうことにもつながります。

減量を目指すなら糖質を全て抜くのではなく、今食べている量よりも少し減らすのがよいでしょう。

■失敗する人はイライラダイエット、成功する人は楽しくダイエット

肥満型糖尿病女性患者を対象にした実験で、ストレスの少ない患者はストレスの多い患者よりも減量効果が高く、糖尿病も改善したという研究報告があり、イライラしながらのダイエットはうまくいかないことが示されています。

ダイエットに失敗する人は日常のストレスを“気晴らし食い”や“イライラ食い”で解消しようとして過食を引き起こしやすく、ダイエット成功者はおしゃべりやショッピング、散歩などでうまく発散しながら楽しく体型を維持します。

いかがでしょうか? ダイエットに成功している人は、一生続けられる食生活や運動を着実に長く続けています。焦らず楽しく続けることがダイエット成功の秘訣といえるでしょう。ぜひ試してみてくださいね。

【参考】  

体重階級制スポーツ選手の減量の実態について ― 向笠 由美

※肥満型糖尿病女性患者に対するストレスマネージメ ント併用療法の意義 ― 坂根 直樹

【筆者略歴】

※ やぶぞえともこ ・・・ イントラ栄養士ともこ。エアロやストレッチなどの運動指導ができる管理栄養士。運動と栄養、両方の専門家としてのアドバイスを提供する健康づくり指導者。3児の母でもある。大学院にて生活科学修士号取得。

【画像】

※ OpopO / Shutterstock