UNISON SQUARE GARDEN の学生時代「危機回避の斎藤、すごい田淵、沈黙の鈴木！」

7月6日にニューアルバム『Dr.Izzy』をリリースしたUNISON SQUARE GARDENが、同日放送のTOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」にゲスト出演。パーソナリティのとーやま校長、あしざわ教頭と共に、リスナー（中2・女性）の相談に乗りました。

リスナーへのメッセージは「自分で決める」

とーやま校長「UNISON先生に相談したいのは、どんなこと？」

リスナー「やりたいことと、やりたくないことの両立に悩んでいます。中学の吹奏楽部で、ユーフォニアムという金管楽器を担当しているんです。昨年は学年代表でソロにも選ばれて、とても部活が楽しかったんです。その反面勉強が追い付いていなくて、どっちかをやっているとどっちかが必ず落ちてしまうんです。UNISON先生はやりたいことと、やりたくないことの両立を学生時代はどのようにしていましたか？」

鈴木「先に言っておくと、僕は高校時代にやりたいことだった“ドラム”しかやらなかったために、人生がすごくダメになっていった人だったので、しばらく沈黙を貫きます（笑）」

田淵「斎藤くんは赤点を取ったらマズイとか、ここの単位を落とすと卒業できないとかいう危機回避能力がすごいです」



斎藤「自分でハードルを作るんですよ。それが高かったり低かったりするんですけど、それだけは絶対越えてやるっていう根性はあったと思いますね。田淵と出会ったのは高校と大学の時なんですけど、“赤点は取らない！”という、だいぶハードルが低くなっていた時だったんです（笑）。でも中学の時は、勉強も部活も頑張っていたんですけどね。
田淵はすごいんですよ。大学生の時はバイトもしっかりやって、自分で学費も稼いで、バンドもやりながら大学の単位も全部取ったからね」

田淵「トランポリンだけは落としたけどね（笑）。僕が学生時代に先輩から聞いてなるほどと思った言葉があって、“物事は二つしか取れない。だから、俺はバイトと柔道を選んだ”と。逆に言うと、二つは取れるんじゃないかなって思うんですよ。逆に一つ取ったごときでもう一つがおろそかになってしまうのって、思い込みな気がするんだけどね」

リスナー「はい」

田淵「“今、私は勉強を取ってしまっているので、楽器が下手くそになってしまっているはずだ”という、気持ちの問題なのかなと思うんだよね。好きなものってそう簡単に衰えないと思うし、勉強をやりながら部活の事を考えるから両方ダメになると思うんだ」

リスナー「はい」



田淵「勉強の時は勉強のことだけ、部活の時は部活のことだけ。そうしたら、二つまではいけるんじゃないかな。僕の場合は、“学校とバンド”を選んで、柔道部をやめたんです。それでも、大きなものを抱えた気にはならなかった。勉強で1番になりたいっていうのなら話は別かもしれないけど、“勉強ごときでユーフォニアムが下手くそになるはずがない”という気持ちが、あなたを強くするのではないかな」

斎藤「“1位じゃなくても平均点よりは取る”とか、ちょっと低めのハードルを設定してみたらどうかな」

田淵「そうだね。上手くやるっていうのは、何事にも大事だから」

鈴木「聞いていて思ったんだけど、俺らもツアー前で練習しなくちゃいけないじゃん。でもありがたいことに、雑誌の取材とかラジオに出たりしていると練習できないんだよね。だけど、空いた時間でみっちりやろうって決めて、3日に1回しか出来なかったとしても、成長するんですよ。逆に、ラジオでこうやって話した経験が演奏に活きてきたりするから、勉強も音楽に活きるはずだと思うよ。勉強することで成長したあなたが鳴らす音楽は、もっと素敵なものになるんじゃないかな」



とーやま校長「どう？ 両立できそう？」

リスナー「たしかに、両立できないと思い込んでいた部分はあると思います。自分の気持ちを切り替えて、部活動や勉強に取り組みたいなと思いました」

とーやま校長「切り替えをうまくすればきっといけるよ」

あしざわ教頭「根拠の無い自信が大切だからね」

リスナー「はい。ありがとうございます」

UNISON SQUARE GARDEN オフィシャルサイト：http://unison-s-g.com/ http://unison-s-g.com/