顔や髪を洗わない？福山雅治らが実践する「芸能人の美容トレンド」
CMやブログでコスメや水素水など美容・健康グッズの宣伝を行う芸能人は多い。一方、「洗わない」といった美容法を実践する芸能人も多く、話題になっている。
■石鹸で体を洗わない入浴時、ボディーソープや石鹸で体を洗わないこと。これは『タモリ式入浴法』という名でも知られている。タモリ（70）のほかにも、福山雅治（47）や妻夫木聡（35）、ローラ（26）も実践しているといわれている。石鹸を使うのは、耳の後ろ、首周り、脇の下、股間、足裏のみ。10分以上湯船に浸かるのもポイントだ。乾燥や肌荒れ、さらには体臭を防ぐメリットがあるようだ。
このタモリ式入浴法は、石鹸を部分的に使う点も注目したい。医師からは、適所を石鹸で洗わないと、皮脂が酸化して肌にダメージを与えてしまうと指摘する声もあるからだ。
■シャンプーしないこれは『湯シャン』『ノー・プー（Noo Poo）』とも呼ばれており、タモリや福山雅治、YOU（51）らが実践しているといわれている美容トレンド。頭皮の脂を落としすぎないことにより、抜け毛やフケ、白髪も防ぐなど、メリットは多いようだ。
しかし、“シャンプーしないイコール髪を洗わない”ではない点も注意したい。洗髪前に丁寧にブラッシングをしたり、ぬるま湯で5分ほどかけて髪の毛を流すなど、湯シャンにはコツがいる。
海外セレブのミランダ・カー（33）も毎日シャンプーをしないことで有名だが、トリートメントを念入りに行ったり、洗髪の最後に冷水をかけるといった手間暇かけたケアを行っているという。
■顔を洗わない『ノー洗顔』は、黒木瞳（55）や石田ゆり子（46）、梨花（43）ら一流女優やモデルの間で実践されているといわれる美容法。黒木の場合は、水で洗い流した後化粧水で汚れをふき取るといったもの。皮脂を落としすぎないことで肌を保護し、シミやくすみなどの肌トラブルから守ってくれるメリットがあるようだ。
世の中にシャンプーやスキンケア商品が氾濫する中、いずれの美容法も“トンデモ美容法”に思えるかもしれないが、共通しているのは、「洗いすぎないこと」。『ノー・プー』『ノー洗顔』という言葉の響きだけで真似するのではなく、具体的な方法を調べてから実践するほうがよさそうである。
文・橘カイト（たちばな・かいと）※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相！禁忌都市伝説』（ミリオン出版）ほか多数。
