大寒波の影響は暴風雪や厳しい寒さだけではありません。23日の夜から今季最強の寒波が流れ込み、北陸を中心に大気の状態が非常に不安定になる見込み。落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要です。

23日15時の雲の様子です。
水色の点線で示したように、大陸から雲の発生点までの距離は短くなっており、日本付近には非常に強い寒気が流れ込みつつあります。
そして日本海には、際立って白く表示されている雲があります。この雲は黄色の二重線で示した辺りで、風と風がぶつかり合ってできた、非常に発達した積乱雲。
この雲のもとでは落雷や竜巻などの激しい突風が起こったり、ひょうが降ったりする恐れがあります。

発達した積乱雲は次第にピンク色で示したように弓状に並んで、東北の日本海側から山陰に近づく見込みです。
特に新潟県と北陸3県で発雷確率が高くなっており、落雷や竜巻などの激しい突風が起こる確率も高いと言えます。

ゴロゴロと雷が鳴ったり、あられやひょうが降り出したりする時は、発達した積乱雲が近づいているサインです。
暴風雪(猛ふぶき)や大雪、高波に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうにご注意ください。