14日にヨーロッパリーグ(EL)・決勝トーナメント1回戦の組み合わせが決定し、フィオレンティーナ対トッテナムが再び対戦し、ラツィオはヴェスレイ・スナイデルとルーカス・ポドルスキがいるガラタサライと、ナポリはビジャレアルと対戦することになった。もちろん、これよりも悪い抽選になる可能性はあった。だが、イタリアの3チームにとって、もっと伊結果もあり得たはずだ。

フィオレンティーナは昨季もトッテナムと対戦し、敵地で1-1と引き分け、ホームで2-0と勝利してトッテナムを敗退させている。戦力上だけで言えば、マンチェスター・ユナイテッドは弱い相手だ。ナポリとラツィオは、第2シードの中で最も危険な相手だったボルシア・ドルトムントとセビージャとの対戦を回避している。

●フィオレンティーナ対トッテナム
危険なのは昨季と同じ、ハリー・ケインだ。昨季の2試合ともベンチだったが、それが繰り返されるかは分からない。チェルシーとリヴァプールが出遅れていることで、トッテナムがチャンピオンズリーグ(CL)出場権を狙いにプレミアリーグを優先する可能性はある。昨季から違うのは、エリック・ラメラの好調だ。

フィオレンティーナのアンドレア・ロッグGMは「とてもよく知っているチームだ。去年も対戦した。素晴らしい雰囲気のスタジアムが本拠地だね。我々はまた素晴らしい感動を味わいたいと思っている。パウロ・ソウザ監督はイングランド勢を望んでいた? 正しいメンタリティーだ」と述べている。

●ガラタサライ対ラツィオ
ステファノ・ピオリ監督が危機にあるラツィオだが、ガラタサライも状況が良いわけではない。11月半ばですでにハムザ・ハムザオールをムスタファ・デニズリに代え、監督交代に踏み切っている。CLからの敗退は避けられなかった。アスタナとの争いで欧州の舞台から完全に姿を消す可能性もあった。スターは元セリエの2選手だ。スナイデルとポドルスキである。今は後者が前者より好調だ。だが、セルチュク・イナンやブラク・ユルマズなど、トルコ人選手たちにも要注意だ。

●ビジャレアル対ナポリ
ロベルト・ソルダードは喜んでいるようだ。ツイッターで「ナポリだ!」とツイートしている。彼はサン・パオロのアツい雰囲気を想像し、ナポリを倒すことを願っている。彼は13日、レアル・マドリー相手に決勝点を挙げたばかりだ。ただ、リーグ戦では3カ月半ゴールがなかったことも言っておくべきだろう。

ナポリはビジャレアルに良い思い出がある。ワルテル・マッツァーリ監督時代の2011-12シーズン、マドリガルでCL決勝トーナメント進出を手にしたのだ。ビジャレアルはそれからジュゼッペ・ロッシが負傷し、2部降格も経験した。だが、今はまったく違うチームだ。リーガエスパニョーラでは5位。つまり危険なチームということだ。彼らを再浮上させたのは、2013年1月から指揮を執るマルセリーノ監督である。

今季のグループステージで、ビジャレアルはラピッド・ウィーンに続く2位通過だった。ナポリは全勝している。恐れを抱くわけにはいかない。