ミランは1日のコッパ・イタリア4回戦で、クロトーネに3-1と勝利した。予想より30分長く、延長戦も含めた120分間の戦いとなったが、大事なのは結果だ。ルイス・アドリアーノ、ジャコモ・ボナヴェントゥーラ、エムバイェ・ニアンのゴールでラウンドを突破し、サンプドリアが待つ5回戦に駒を進めたシニシャ・ミハイロビッチ監督は、試合後に次のように述べている。

「クロトーネはうまくやった。難しくなることは分かっていたよ。スタジアムが半分しか埋まっていないのに、彼らは5000人のサポーターが来ていたのだからね。我々はピンチもあったが、クオリティーを出してからは違いを見せた」

「ボナヴェントゥーラや(リッカルド・)モントリーヴォを投入しなければいけなかったことは問題ない。彼らを使わなくて済むことを願っていたけどね」

次はセリエAだ。

「12月は重要な月となる。我々はこれからカルピ、ヴェローナ、フロジノーネ、そしてボローニャと対戦だ。イタリアでは簡単な試合などない。今日もそれが分かっただろう。我々は欧州カップ戦に出ていないから、コッパ・イタリアは達成すべき目標だ」

この日はサンプドリアに快勝したチームとはまったく違うメンバーでスタートした。

「我々はいつだってミランだ。すべての選手たちがそれにふさわしくなければいけない。選手たちはプレーするのに値する。今日の試合で起用しなかったら、いつするんだ? 選手たちは熱心にしっかり仕事をすることで、このチャンスを手にしたんだ。リスクがあることは分かっていたが、私は責任を負う。でも、もっと出場機会を手にするに値するものの、ここまであまりそれを得られなかった選手たちがいたんだ。彼らを少し見せたかった」

「私はまったく恐怖を覚えなかったよ。それは正直に言っておく。ハーフタイムに選手たちにもそう言っていたんだ」

このチームにとって最適と思われる4-4-2のフォーメーションにも言及している。

「以前、このフォーメーションでプレーできなかったのは、FWが2人しかいなかったからだ。我々はニアンを取り戻した。これから(マリオ・)バロテッリもクリスマス前に戻ってくることを願っている。2トップが我々にとってベストの形であることは疑いない」

最後に、90分が終わったときに抗議のためにサン・シーロを後にしたクルヴァ・スッド(ウルトラス)について、ミハイロビッチ監督はこう述べている。

「彼らがどこかに行ったのは見ていなかった。寒かったのは確かだろうね」