ホームレス生活1週間目だけど質問ある?」――そんなスポット(2ちゃんねるでいうスレ)が、コミュニティアプリ「アンサー」に立った。

ついこないだまでは、普通に働いていたという彼。いったい何故こんな境遇に陥ったのだろうか。

今日の寝床を紹介するよ!→ベンチ

投稿者は、愛知県に暮らしているという男性。土木作業員として働いていたのだが、あるとき会社をクビになり、それをきっかけに、同棲していた彼女にフラれて家を追い出されてしまった。もともと実家とは「縁切られて」おり、携帯電話の電話帳も消え、近くに友達もいないので頼る人もなく、こうして路上生活を余儀なくされているのだという。

「携帯の充電はどうしてるの??」「どこで寝泊まりしてんの?」「お金あるの?」などと、質問が次々と飛ぶ。これに投稿者はあっけらかんと、

「携帯の充電は公衆トイレで充電してるよ 寝る所は公園とか!」
「手元にはあと5000円です! 通帳のお金は(彼女に)預けてたら全て使われていましたw」

と答えていく。「今日の寝床を紹介するよ!」と貼られたのは、草ぼうぼうの公園の片隅にある、みすぼらしいベンチだ。「蚊がいっぱいw」なんだとか。笑っている場合ではないような気がするが、「これぐらいのテンションで居なきゃやっとれん」という。内心、不安と寂しさでいっぱいらしい。


「今日のベッド」(アンサー劇場より)

「警察行ったら弁当をおごってくれた」

投稿者としても、役場を訪れたり仕事を探したりと手を打ったらしいのだが、いずれも「住所がない」ということを理由に取り合ってもらえず。警察にも出かけたものの、「相談したら弁当を奢ってもらったくらいです」。

「にしてもこの先どうするかだ あと2ヶ月もしたらWiFiと携帯が死ぬからさらに詰む」
「今はまだ1週間で気力が残っているがこの先の事考えると絶望しかないw」

と弱音を漏らす投稿者だが、スポットでは、

「日雇いバイトなら住民票いらないと思うけどなー。少なくとも私は出したことない。身分証明書はいるだろうけど」
「地元に帰るなら大型トラックの運転(手)にヒッチハイクもやってみたら?」
「経験者だということ伝えれば受け入れてもらえるかも 土方(※原文ママ)とかだと寮借り上げてるし、空きあれば工事終わるまではなんとか」

などと様々な助言が書き込まれる。

「なんか色々教えてくれてありがとう...泣きそうだ」

と感涙した投稿者、ひとまず支援施設の空きが出るまでがんばる、との意気込みを最後にスポットは終了しているが......果たして無事にホームレス生活を脱出できただろうか。(ネタ元:アンサー劇場)