(C)創通・サンライズ・MBS

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本日、株式会社バンダイ、株式会社創通、株式会社サンライズは「ガンダム」新作に関する発表会を開催しています。

ガンダムは昨年、テレビアニメーション放映35周年を迎えており、しかも2014年には富野由悠季監督が手がけた『ガンダム Gのレコンギスタ』ならびにガンプラをモチーフにした『ガンダムビルドファイターズトライ』と、2作品をテレビで同時放映するというチャレンジを敢行。
そしていよいよ今年、ガンダムシリーズの新作がスタート! 10月4日、MBS/TBS系全国28局ネット(毎週日曜午後5時から)で放映がスタートするのは、その名も『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』であります。

この『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』には、キーワードが2つあるらしい。

ドラマ性の強い少年たちの物語としての新世代ガンダム


「少年たちの絆、挫折、成長がテーマで、“彼らの物語”としての魅力の確立を目指します。若い世代のクリエイターたちが創りだす本作品の新しいキャラクターたちは、主人公の少年を始めとし、皆、力強い意志と生きる活力を持った人間たちばかりです。親もなく戦いの中で生きることしかできなかった主人公たちは、生きるために強くなり、生きるために這い上がってきます。その力強い人物像が、シンボリックで個性の強いガンダムと織りなす新しい物語は、まさに新世代のガンダムそのものです」(株式会社サンライズ 代表取締役社長・宮河恭夫氏)

段階的な変革を遂げるガンダム


「本作品では、前の戦争で廃棄されたガンダムを、少年たちが自分の身を守るために起動し、使用します。当初はボロボロだった姿のガンダムは、敵のモビルスーツを倒し、武器を奪って徐々に強化されていきます。少年たちが自分たちの生きる場所を求め始めた旅路の中で、ライバルとの戦い、大人たちとの軋轢を経て成長していく中、彼らの武器であり守り人でもあるガンダムは成長していきます」(宮河氏)

続いて株式会社サンライズ プロデューサー・小川正和氏より『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の作品概要が説明されました。
「舞台は『厄祭戦』と呼ばれる大きな戦争が集結してから、約300年後の世界。火星を始めとする宇宙は地球の4つの勢力により分割統治され、大きな争いもなく生活が営まれています」

「本作は、火星から地球へ向かうことが一つの大きな流れとなっています。クーデリア・藍那・バーンスタインという少女が、地球の勢力の一つに統治されている火星都市『クリュセ』を独立させるべく行動を起こすところから物語は始まります。彼女の護衛任務を受けた民間警備会社CGSは、地球からの独立という反乱の芽を摘み取ろうとする武力組織『ギャラルホルン』の襲撃を受け、壊滅の危機を迎えます。自分たちを虐げていたCGS上層部に不満を抱いた主人公・三日月とオルガら少年たちは、これを機に上層部の大人たちに反旗を翻す。そして少年たちは、新たな組織『鉄華団』を結成します。彼らは一度引き受けた依頼でもあることからクーデリアを無事に地球まで送り届けるべく、強大な敵から狙われる危険な仕事を始めることになります」

「この物語は、2人の少年を軸に話が進んでいきます。主人公の三日月・オーガスは、民間警備会社CGSに所属するパイロットです。元は身寄りのない孤児で、仲間を守るためなら自らの犠牲もいとわない少年。オルガは、少年たちのリーダー的存在。仲間思いで責任感が強く、誰からも一目置かれる存在です。三日月とは幼い頃から共に過ごし、二人は兄弟以上の強い絆で繋がっています。オルガが『鉄華団』をまとめ上げ、オルガの願いを結実すべく三日月がその身を懸けて戦っていく、今作は二人の成長を描いた物語になります。他にも、主人公に思いを寄せる少女や、信頼し支えあう仲間たち、敵対する『ギャラルホルン』のライバルなど、個性豊かなキャラクターたちが登場予定です」

「本作に登場するガンダムをご紹介します。主人公の三日月が乗る機械が『ガンダム・バルバトス』です。元はCGSの基地の動力源として使われていたものをモビルスーツとして使えるようにしたのが、この機械です。その他にも世界には様々なガンダムが存在しますが、機体の内部性能は共通の形をしており、相互で外装の組み換え等が可能になっています。バルバトスはモビルスーツとして不完全な状態から三日月たちとともに戦火を乗り越え、倒した敵の装甲や武器を取り付けて強化されていきます。今作では主人公の成長とともに、ガンダムはその姿を変えて強くなっていくことになります」

もちろん、同作スタートにより新たなガンプラも展開される模様。主役機「ガンダム・バルバトス」は、アニメ開始の10月より1/144スケールHG(ハイグレード)シリーズで発売されます。
敵の量産型モビルスーツ「グレイズ」なども1/144スケールHGシリーズで発売され、その後も番組登場に合わせたタイムリーな商品化が行われていくとのこと。

これらHGシリーズでは、同スケール内で一部の他のガンプラのパーツを組み合わせてカスタムできたり、別売りのカスタマイズパーツを同時展開することにより、遊びの幅がより広がる仕様になっている。

というわけで、全世界が注目するガンダムの新章がいよいよスタートします!
(寺西ジャジューカ)