気象庁　全国的に広い範囲で警戒必要

【ライブドア・ニュース　31日　東京】　−　31日午後４時の気象庁の発表によると、上空の寒気は同日夜から１日にかけて南下し、西日本でも雪や風が強まる。同庁は北日本から西日本の日本海側の地方を中心に、大雪、暴風、高波への警戒を呼び掛けている。

　同庁によると、31日夜から１日にかけて、上空５千メートル付近で氷点下36度以下の寒気が西日本に南下すると予想され、東北などで続いた大雪などの荒れた天気は今後、西日本や東日本が中心になる見込み。

　１日午後６時までの24時間の予想降雪量は、北陸地方と岐阜県で80−90センチ、東北地方の日本海側と長野、群馬両県で60−70センチ、北海道地方で30センチ。西日本では中国地方の山沿いで60センチ、近畿地方北部の山沿いで40センチ、四国・九州北部地方の山沿いで20−30センチ、九州南部地方の山沿いで10センチ、また中国地方の平野部で35センチ、近畿地方北部の平野部で10−20センチ、四国・九州北部地方の平野部で5−10センチ、九州南部地方の平野部で５センチの見込み。

　また、西日本から北日本にかけての広い範囲で、海上や岬では西か北西の風が非常に強く、海上では大しけとなる所がある見込み。予想最大風速は陸上15−20メートル、海上18−23メートル。波は高い所で日本海、太平洋側とも４−６メートルに達する見込み。

　同庁によると、全国的に日本海側を中心に大雪、暴風、高波に警戒が必要で、特に西日本では平野部でも大雪の恐れがあるため、なだれや吹雪、路面凍結などによる交通障害、落雷、突風への注意を呼び掛けている。強い冬型の気圧配置は来月3日ごろまで続く見込み。【了】

ライブドア・ニュース　小木曽浩介記者