名古屋証券取引所は4日、システム障害が発生したため、午前中の取引を停止したが、復旧のめどがついたたため、午後から取引を再開すると発表した。原因については、現在、調査中としている。

 トラブルが起きたのは、東京証券取引所など外部に向けて相場情報を伝達する「相場報道システム」で、同日朝、システム立ち上げの際に異常が発覚した。証券会社から注文を受け付ける「売買システム」には障害はなかったが、株の売買などが成立しても情報が連絡できないため、午前中の取引を停止した。

 名証には、1日現在で390社が上場している。最近では、2004年7月20日に、今回と同じ相場報道システムで障害が発生、午前中と午後の一部の取引を停止した。【了】

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